2019年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL04519B13)
募集終了

国名
モンゴル
職種コード 職種
I102 障害児・者支援
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/1 ・2020/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育・文化・科学・スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

フブスグル県イレードゥイ21世紀統合学校

3)任地( フブスグル県ムルン市 ) JICA事務所の所在地( ウランバートル市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

フブスグル県の県庁所在地ムルンにある小中高一貫12年制(モンゴルの一般的な学制)の学校。1998年設立。生徒数約700、教職員数約80、全学級数28。ムルン内で特別支援学級がある2校の内の1校。2014年UNICEFの支援で放課後に障害のある子どもに補習を行う「子ども発達支援センター」を開設、障害児の受入れを開始。UNICEF支援終了後の2017年からは、JICA技術協力プロジェクト「障害児のための教育改善プロジェクト(2015~2019年、特記事項参照)」のパイロット校として特別支援学級を開設、校内支援委員会設置と積極的に特別支援教育に取り組んでいる。米国Peace Corps受入経験あり。

【要請概要】

1)要請理由・背景

モンゴルでは2016年に障害者権利法が制定され、障害者支援が活発になってきている。上述の通り、同校では2017年より特別支援学級が開設され、担当の教員が生徒の指導にあたっている。当国の特別支援教育分野における人材育成は近年ようやくモンゴル国立教育大学内に特別支援教育コースが設置されたばかりで、専門の教育を受けた教員はまだ少数にとどまっている。同校の担当教員は元々物理と数学の教員で、特別支援教育の研修を受けてはいるものの知識と経験が十分ではなく、個別指導計画を用いた指導が十分に行われているとは言いがたい状況である。また、近年同国ではインクルーシブ教育が行われるようになり、同校においても障害のある生徒が一般学級に一定数通っている。そのため、一般学級担当の教員においても、障害を持つ生徒に対する教育についての知識が必要となっている。以上の理由から、JICA青年海外協力隊が要請されることとなった。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1. 障害児に対し、現地教員とともに授業を実施する(特別支援学級および一般学級)。
2. 教員(特別学級および一般学級担当)に対し障害児への教育や対応、安全配慮について助言する。
3. 保護者に対し、障害児の家庭での療育について助言する。
※ 生徒の主な障害種別:聴覚障害、視覚障害、発達障害、自閉症、ダウン症、肢体不自由等
※ 障害児は25名で、うち特別支援学級に通う生徒は13名、一般学級に通う生徒は12名
※ 特別支援学級8:30~17:30、一般学級(2部制)午前の部8:30~13:10、午後の部13:30~17:30
※ 障害のある子どもを受け入れ活動しているNGO「障害児親の会」との連携も期待されている

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、椅子、PC

4)配属先同僚及び活動対象者

主な配属先同僚:
特別支援学級担当教員(女性、50代前半、特別支援教育経験5年(元々物理と数学の教員経)
一般学級の教員(年齢、経験は様々)
ソーシャルワーカー (女性、30代前半、経験1年)
活動対象者: 生徒25名(特別支援学級13名、一般学級12名、2019年5月現在)

5)活動使用言語

モンゴル語

6)生活使用言語

モンゴル語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(特別支援学校教諭)
    (小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づいた指導が必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(ステップ気候) 気温:(-30~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

保健医療福祉職種隊員の分科会での連携活動も期待される。
上記JICA技術協力プロジェクト: https://www.jica.go.jp/project/mongolia/013/index.html