2019年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL04519B17)
募集終了

国名
モンゴル
職種コード 職種
G158 理科教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/1 ・2020/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育・文化・科学・スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

バガノール区教育課

3)任地( ウランバートル市バガノール区 ) JICA事務所の所在地( ウランバートル )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

バガノール区は首都ウランバートルの飛び地で、首都の東約130kmに位置する。1980年に設立された同課は区の教育を管轄する中枢機関。国立の12年制学校(小中高一貫校)3校及び幼稚園7園を管理する。年間予算は約4,500万円。職員は5名。主に教員に対する専門指導や能力向上のための助言、地域住民への教育情報の提供を行っている。3つの学校のうち、2校については一部の校舎がJICAの無償資金協力により建設された。米国ピースコー、KOICAボランティアの受け入れ実績あり。協力隊は、理科教育青年海外協力隊(2019年3月活動終了)の他、過去に幼児教育と体育の隊員が派遣されていた。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同区は炭鉱の町で関連事業の従事者が多く、高校卒業後に理系の大学や専門学校への進学希望者が多いことから、理科教育の推進、強化に取り組んでいる。他方、理科の授業は、教科書から理論を学ぶのみで、実験が行われていることは稀である。実験機材や器具の不足、教員も実験を行った経験が少ないということが原因で、生徒の興味関心を引く授業が実施できないことが課題となっている。このような状況の下、初代理科教育隊員は、化学と生物について、不足している機材や器具を身近なもので工夫して補い、現地教員とのチームティーチングにより、実験を取り入れて授業の改善に取り組んだ。また、他の理科教育隊員と協力して実験書の作成を進めWebサイト(https://mongoledbagsh.wixsite.com/mysite-1)で公開、現地教員が参考に授業ができるようになった。引き続き物理についても協力が求められている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1. 配属先管轄の学校を巡回し、現地教員と学習者主体の授業を行う(当初は1校)。
2. 身近にあるものを使った実験器具や教材作成のアイデアを提供する。
3. 実験書(物理)を作成する。
4. モデル授業の企画や実施など配属先が管轄する学校の教員を対象としたセミナーを開催する。
赴任当初は化学や生物の教員と一緒に前任者が作成した実験書に沿って授業を実施し、慣れてきた後、物理の教員と一緒に授業の改善に取り組むことを予定している。1コマ40分。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

実験器具(ビーカー、フラスコ、メスシリンダー、アルコールランプ等)、塩酸、水酸化ナトリウム等(簡単な実験が出来る程度)

4)配属先同僚及び活動対象者

同僚
教育課 課長(女性、40代後半、経験25年)
小中高担当職員(女性、40年代、経験20年)
巡回先3校の理科教員(7名・6名・4名、20~30代、経験は10年程度が多い)
活動対象
主に中高生(6~12年生)

5)活動使用言語

モンゴル語

6)生活使用言語

モンゴル語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(中学校又は高等学校教諭(理科))

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)理系 備考:実験実習が必要なため

[経験]:(教員経験)3年以上 備考:経験に基づいた指導が必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(ステップ気候) 気温:(-30~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

当地では小学校(1~5年)、中学校(6~9年)、高校(10~12年)で、午前と午後の2部制となっている。巡回先の3校の生徒数はそれぞれ約2,400人、約2,200人、約1,000人。