2016年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL04816B09)
募集終了

国名
ブータン
職種コード 職種
D231 電気・電子設備
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/1 ・2017/3
配属先の全景 実習室 補習授業の様子(左が校長)

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

労働人材省

2)配属機関名(日本語)

クルタン職業訓練校

3)任地( プナカ県クルタン ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 4.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

国内に8校ある労働人材省管轄の職業訓練校の一校で2002年開校。首都ティンプーよりバスで半日かかるプナカ県クルタンの川沿いに位置し、訓練生用のドミトリーも有している。職業訓練校は地域の特色にあったコースで構成され、同校は、2年制の機械、電気の2コースならびに短期のホテルコースを有している。また、職業訓練だけでなく、英語、数学といった一般教養科目も提供される。全校生徒246名、講師数20名(2014年末現在)。2014年、国内の公立私立職業訓練校93校のなかで、訓練品質最優秀賞を受賞した。現在、2016-1次隊JV(工作機械)が活動中。WEBサイト:http://www.tvet.gov.bt/

【要請概要】

1)要請理由・背景

2008年よりCBT(Competency Based Training:市場で求められている実践的な職業能力をしっかり身につけるための訓練を実施し、その職業能力に対して資格を授与する制度)が職業訓練校に導入されたが、ほとんどの講師は経験に基づく指導が中心であり、十分な技術や知識、資格を持っていない。そのため、訓練生の他に講師に対しても、国家職務能力基準に基づく指導ができるよう、育成する必要がある。
よって、訓練生への講義・実習を行うとともに、講師に対しても実践的にアドバイスできるJVの要請に至った。
電気設備・配線工事が行えるエンジニアは、ホテルや地方電化が進むブータンではニーズが高い。また、電気コースには女性の訓練生も多く、約3割が女性となる。女性のインフラ整備分野への就職を促進する意味においても、同コースは貴重な存在である。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1. 電気コースの訓練生に対し(1年生94名、2年生55名:2014年末現在)、電気工学に関する基礎的な知識から、電気機器の設置、計装設備配線、防犯機器(監視カメラや電動ゲート)の設置や、僻地の電化のための太陽発電設備等の指導を行う(実習を中心とし、必要に応じて講義も担当)。なお、PLC(Programmable Logic Controller)による制御プログラミング及び制御実習も行えるとなお良い。実習においては、労働安全衛生や5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)に配慮した指導が求められる。
2. 実習や理論の指導に必要な教材を作成する。
3. 日常業務を通じて、同僚講師の技術・知識向上に向けたアドバイスを行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

基本的な測定器具(Mastec MAS830等)、工具一式、PLC(SIEMENS CPU224、SIEMENS Step 7)、計装設備配線、太陽光発電、防犯機器、変圧器、誘導電動機等の実習用機器

4)配属先同僚及び活動対象者

≪同僚≫
講師 20名
※うち、電気コースを担当しているのは11名、短大卒程度の講師が多い(30~50代:経験5~30年)
≪活動対象者≫
10年生(高校1年生相当)修了者 年齢18歳~25歳

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

英語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(専門学校卒)電気・電子 備考:同僚教師に助言・指導するため

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:実践的な指導が求められるため

[参考情報]:

 ・第一種電気工事士

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(0~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】