2016年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL04816B12)
募集終了

国名
ブータン
職種コード 職種
D252 木工
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/1 ・2017/2 ・2017/3
配属先長(右)と同僚(左) 製作されている家具 製造工場

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

政府系投資機関

2)配属機関名(日本語)

木工センター

3)任地( ティンプー県ティンプー市ランジョパカ ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.2 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

同配属先はデンマークの支援により1990年に設立された。製造部門、サービス部門、マーケティング部門で構成され、政府系投資機関傘下で運営されている。ブータン国内における家具製造や材木加工業を牽引する役割を担っており、特に、オフィス家具の製造ではトップクラスの品質を誇り、ブータン政府機関へ納入している。また、労働人材省と連携した家具職人育成のトレーニングも実施している。今後、ブータン国内で調達した材木を活用した集成材工場の建設も計画されている。平成11年度に図学のJVを受け入れた実績がある。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同配属先は、オフィスにて使う家具を中心として、会議室といった空間全体のインテリアデザインも手がけ、ブータンの伝統的な家具の製造も行っている。民間の家具製造業者は国内にもあるが、同配属先の製造する製品の多くは政府機関やホテルへ納入され、ブータン国内で製造される家具の標準ともなっている。
近年では、海外から輸入される家具も増え、安価で使い勝手が良いことなどから、ブータン産の家具のシェアが落ちつつある。特に、オフィス用家具はコンピューター化が進む中、配線の取り回しなどに配慮がなく、ブータンの伝統的なデザインの家具もまた時代遅れのものになってきている。さらには、家具だけでなく、室内全体のインテリアを総合的にデザインするという需要も増えてきている。このような市場のニーズに即した家具インテリアのデザインを普及・牽引するために、JVの要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.オフィス用家具(デスクや、会議室のテーブル、ファイル棚など)に関しては、配線や収納方法などに配慮しながら、使い勝手の良いデザインを提案する(単一デザインの大量生産ではなく、顧客からの注文)。
2.ブータンの伝統的な家具に関しては、装飾などは尊重しつつも、使い勝手の良いデザインを提案する。
3.将来的には集成材の製造を計画しており、集成材の特性を生かした家具のデザインを提案する。
4.上記の活動を通じて、同僚デザイナーへの指導を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

コンピューター、AutoCAD(2D、3D)

4)配属先同僚及び活動対象者

同僚:デザイナー
2名(20代・女性・経験数年・デザイン分野の専門、40代・男性・経験20年超・デザイン分野の知識は限定的)
活動対象者
製造部門スタッフ(約60名、20~40代中心、経験数~20年、男性4割、女性6割)
研修生(10~20名、高校1-3年生卒業程度 :1年コース)

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

英語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:デザイン面の指導を行うため

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:木製品のデザイン指導を行うため

[参考情報]:

 ・AutoCADが使用できること

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~30 ℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】