2017年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL04817A01)
募集終了

国名
ブータン
職種コード 職種
C103 野菜栽培
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/3 ・2018/1
スタッフ、生徒の集合写真 配属先からの眺め 現在の菜園の様子

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

内務文化省

2)配属機関名(日本語)

ダクツォ職業訓練センター 東部支部
NGO

3)任地( タシガン県カンルン ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 22.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

ダクツォ職業訓練センターは2001年に首都ティンプー県に創設され、2010年に東部タシガン県にその支部が設立された。内務文化省下の組織ではあるが、保健省・教育省・労働人材省とも連携し、国で唯一の、障害のある青少年に対する職業訓練を提供している。同センターは職業スキルを身につけることによる雇用機会の促進だけでなく、自尊心を高め、自信をもって地域社会に貢献できるような人材を育成することにも力を入れている。また、職業訓練の他にも障害者を雇用したベーカリーの運営や障害者向け運動会の開催等、多岐にわたる事業を展開している。過去、ティンプー本部には3名のJICAボランティアが派遣されていた経緯がある。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ダクツォ職業訓練センター東部支部は、2005年の国勢調査において、首都近郊に次いで障害者が多い地域がブータン東部であることから設立された。生徒に対して、伝統絵画(仏画/仏具の装飾)/機織り/籠編み/縫製/封筒・紙袋製作/基本的なコンピュータ操作技術といった職業訓練を行っているが、これらの訓練内容を苦手とする生徒もおり、より農村の生活に密着した内容が求められている。さらに、2016年現在は生徒数は17名であるが、日本の援助(草の根・人間の安全保障無償資金協力)により寄宿舎を建設済みであり、2017年度には生徒数は100名近くを想定している(最終的には200名)。大勢の生徒が寄宿舎で生活するためには、野菜といった食料調達のコストも大きな負担となることが予想される。
このような背景から、職業訓練として、また、自給自足のための野菜栽培が直近の課題となっており、本要請に至る。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

同配属先は2017年に敷地の森林を開墾し、畑を切り開く計画である。その畑での野菜栽培を、隊員が中心となって、学生や教員に指導する。現在は、機織や手工芸の教師が、家庭菜園程度の規模で、唐辛子等の栽培を行っている。また、派遣のタイミングによっては、森林を切り開いて開墾する段階から、協力することも想定される。
野菜栽培は、寄宿舎の食料供給だけでなく、将来的には近隣の町で販売することで収益を出し、学生が卒業後も働ける環境が期待されている。
現地の降水量は年間1,200mm程度(最低:10、11月5mm、最高:7月260mm)、気温は夏(6-8月)が20-30℃、冬(12-2月)が0-15℃前後、標高1900m。近隣農家では唐辛子、ジャガイモ、ナス、トマト、カリフラワー等を栽培している。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

基本的な農作業用の道具。ブルドーザーやトラクター等は、近隣の農業省傘下の機関から借りることが可能。現時点で、灌漑施設はない。

4)配属先同僚及び活動対象者

センター長(本部):(女性/30代)
校長(東部):(男性/30代)
教員(東部):7名
学生(東部):17名(10歳-、殆どが30歳以下だが40代の学生も在籍)。将来的には200名。
学生の障害は多様。聴覚障害、自閉症、知的障害、ダウン症、肢体不自由等。視覚障害は在籍していない。

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

英語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(専門学校卒)農学 備考:活動に必要であるため

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:即戦力が求められるため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(0~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】