要請番号(JL04819B01)
募集終了
2代目
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
労働人材省
2)配属機関名(日本語)
ティンプー自動車整備職業訓練校
3)任地( ティンプー県ティンプー市 ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国内に8校ある労働人材省管轄の職業訓練校の一校で2008年開校。首都ティンプーに位置し、自動車整備に特化して設立され、自動車整備、塗装のコースに加えて、2015年8月より板金コースが開始され、現在は独立している。2021年には、アジア開発銀行(ADB)の支援により校舎を移転し、電気自動車(EV)コースと冷蔵設備コースが開設予定である。職業訓練だけでなく、英語、数学、ゾンカ語、機械製図、ITといった一般教養科目も提供される。2019年3月現在、全訓練生は81名、女性の比率は20%である。過去には、SVが派遣、現在は、JOCVが活動中である(2019年1月まで)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ブータンにおける自動車事情の変化は著しく、2007年から2017年の間に55,000台増加、2019年3月現在、約100,000台が登録されている。ブータンでは、環境への悪影響や急峻な山道での故障による事故を避けるために中古車の輸入が禁止されており、新車のみが登録されていることから、比較的新しい車種が急増している。よって、自動車整備においても、新しい車種への対応が求められている。一方で、車両購入にかかる税金が高額なため買い替えも難しく、修理しながら長年乗り続けることも珍しくない。ブータン国内での自動車整備サービスへの要望は多様化し、このニーズに応えることのできる人材育成を同配属先が担っている。しかしながら、より質の高い修理技術の指導(特に、電子制御エンジンの故障探求や、ハイブリッド車とEVに関する技術指導)においては、配属先講師だけでは難しいため、青年海外協力隊(JV)の継続要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.同僚講師と共に、実習、座学を担当する。担当する科目はJVの得意とする分野となるが、電子制御エンジン、電装については、ブータン人講師が苦手としているため、優先順位が特に高い。
2.日常業務を通じて、講師の自動車整備・指導力向上を図る。
なお、ブータン国内で流通している車両は、日本のほかに、韓国、インドのメーカーのものも多く、また、年式も新旧入り混じっている状態である。
教材車両としては、トヨタ製ランドクルーザー、ハイラックス、マルチスズキ製小型車両(アルト相当)があり、他に、持ち込まれた故障・事故車両を教材として使っている。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
一般的な整備用工具一式、故障診断用テスター(Hanatech製Multiscan P1)、エンジンモデル、教材パネル(駆動・電装)、ペイントブース
4)配属先同僚及び活動対象者
同僚講師 8名(20~30代、経験1~15年、男性7名、女性1名)
活動対象者 訓練生 81名(Class10(日本の高校1年生に相当)卒業以上:2年制:1学年30名弱:訓練生の2割は女性)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(2級整備士(G・D))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(専門学校卒) 備考:自動車分野の学歴が必要
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:実践的な指導のため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
配属先の詳細情報は、http://www.tvet.gov.bt/