【配属機関概要】

3）任地（ ヒマーチャル・プラデシュ州ハミルプール ） JICA事務所の所在地（ デリー ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+車 で 約 4.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

インドでは、人口の約7割が農村部に住んでおり、就業人口の約6割が農業に従事しているため、農村開発はインドの社会経済が発展するために必要である。配属先であるDoAは、州内の農業の普及や発展に取り組んでいる。また、JICAは同配属先に対し、農民の収入向上を目的とした作物多様化に取り組むための技術指導および普及システムを構築する技術協力プロジェクト、並びにその面的拡大を目的とした灌漑施設等の建設を伴う有償資金協力事業を2011年より実施中である。なお、同様の活動を実施する2名の青年海外協力隊(JV)が2019年1月に派遣される予定である。DoAの年間予算は約9.5億円。

【要請概要】

1）要請理由・背景

当該州はインド国北西部ヒマラヤ山脈の麓に位置する人口約680万人の州である。同州は労働人口の約7割が農業に従事し、農業は農村地域の経済活動の基盤である。灌漑普及率は耕地面積の約20%と低く、これまでは天水に依存した穀物生産が大部分を占めていた。JICAは2011年より農民の収入向上のため、商品価値の高い野菜栽培を中心とした作物の多様化と高付加価値化(農産物加工など)のための技術指導を実施している。しかし、更なる農業収入向上のために新たに収穫した作物や農産物加工品でより高い収益を上げるための販路開拓・拡大をする必要がある。DoAでは、新たな販路開拓を目指しているが、そのために重要となるパッケージやラベル、パンフレット、広告などに用いるデザインを消費者にアピールするよう作成・改良していくのに必要な人材がDoAにはいない。そのため、デザインのアイデアやノウハウを持つJVの要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

農業普及員と共に、以下の活動を行う。また、プロジェクトの専門家(農業、マーケティング、ジェンダー)や、同配属先に派遣される2名の協力隊員(コミュニティ開発とマーケティング)とも協力しながら活動を行う。

1.DoA管轄地域の農産物加工品などのラベルやパッケージ、パンフレットなどの現状を確認
2.顧客や市場のニーズにあわせた、各種デザインの提案

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

移動はDoAの所有する車を使用する

4）配属先同僚及び活動対象者

【同僚】
・県担当マネージャー:1名(40代男性:博士)
・普及員:6名(20-50代男女:学士-修士)
【対象者】
・対象の村:約33
・対象の農民:約1,500

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住居はハミルプール市内のアパートを予定。
現地語学訓練はヒンディー語の訓練を実施予定。