2023年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL05423B01)
募集終了

国名
インド
職種コード 職種
A101 コミュニティ開発
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/3 ・2025/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

農業省

2)配属機関名(日本語)

ヒマーチャル・プラデシュ州(HP州)政府農業局

3)任地( HP州ハミルプール県ハミルプール ) JICA事務所の所在地( デリー準州デリー )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道+バス で 約 11.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

人口の約7割が農村部に居住し、就業人口の約6割が農業に従事しているインドでは、農村開発は社会経済発展に不可欠である。配属先は、同国北西部ヒマラヤ山脈の麓、人口約680万人のHP州の農業普及や発展に取り組んでいる。同州の灌漑普及率は耕地面積の約2割程度と低く、これまでは雨水に依存した穀物生産が大部分を占めていた。JICAは2011年以降、農民の収入向上の為、商品価値の高い野菜栽培を中心とした、作物の多様化と高付加価値化に関して技術指導をし、普及システム構築のための技術協力プロジェクト、並びに灌漑施設建設等の有償資金協力を通じて支援を継続中である。州政府農業局本部は州都シムラにあるが、ハミルプールに当プロジェクト本部オフィスが置かれている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

JICAは、標高300mから7000mの起伏に富み、南部熱帯性気候から氷河気候までの大きな差のあるHP州の特性及びポテンシャルを活かした作物多様化モデルを同州に確立し、現在、収穫後処理・加工・マーケティングの観点から更なる高付加価値化を図って、農家の所得向上・安定を支援している。しかしながら、草の根レベルの普及面では、人材や情報、知見・経験の共有が不足していることから、同州派遣予定の他職種(農産物加工、包装)の隊員、及びJICA有償資金協力プロジェクトと情報交換などを行いながら、農家と関係機関との橋渡し役を担い、収入向上に不可欠な課題への取り組みが期待されている。輸送方法として、アイスバッテリーシステム等JICAのSDGs支援事業との橋渡しも期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先の農業普及員、及び村民で形成された自助グループ(SHG : Self Help Group)や女性グループと協働し、収入向上に係る下記活動に取り組む。
1. 余剰生産物(野菜や乳製品等)の販路開拓につながる輸送・保存方法、及び流通経路の見直し等を行う。
2. 家庭で生産している加工食品(例:小麦汁のジャム)の品質向上を図り、市場に出せるように検討する。
3. JICAプロジェクト等で収集した管轄地域の既存の野菜収穫量・時期や価格データ等を分析し、関係者に対し、より適切な作付け作物の選択や作付け時期を提案する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務室

4)配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】:
地区担当マネージャー1名(40歳代・男性・博士)
普及員6名(20~50歳代・男女・学士~修士)

【活動対象者】:
対象村落:33村

5)活動使用言語

ヒンディー語

6)生活使用言語

ヒンディー語

7)選考指定言語

英語(レベル:A)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(男性) 備考:配属先の要望

[学歴]:(大卒) 備考:配属先の要望

[経験]:(    ) 備考:

[汎用経験]:

 ・営業や販促、商品開発の経験

 ・(企業・自治体等での)業務調整の経験

[参考情報]:

 ・穀物類またはジャム系の食品加工の知識・経験(なるべく)

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(7~33℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

現場ではヒンディー語による活動となるが、外部機関や農業局内コミュニケーションは英語となる。任地は山間部にある。