【配属機関概要】

3）任地（ ガーフダール環礁ティナドゥ島 ） JICA事務所の所在地（ 首都マレ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+船 で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

同校は島内で2012年に分校した幼稚園から7年生までの新しい学校である。2016年6月現在の生徒数は457名、教師数は36名である。年間予算は10,547,242ルフィア(およそ700,000米ドル)である。これまでに同校で2014年から2016年まで1名のJV(体育)が活動した実績がある。同島全体では、JVとして幼稚園教諭、音楽教諭、体育教諭、陸上競技コーチの派遣実績があり、配属先および現地住民の日本人への理解の下地ができている。また、毎年オーストラリアからの学生ボランティアを受け入れている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同国の教育はつい最近まで「読み、書き、計算」に重点を置いた主要教科中心であった。しかしながら、近年教育省は生徒の心身の健全な成長を目的とした情操教育の必要性にも注目しており、主要教科と同時に体育、音楽、図工等の教科を学校教育に導入し始めた。しかし、現状の学校現場において、小学校教諭は主要教科以外の教科についての知識や指導経験がない。そのため地方の多くの学校では、十分な授業ができていないのが現状である。
現在、同校ではJV(体育)の活動により、体育の授業を現地人教諭が実施できるようになってきたが、新カリキュラムの導入により、引き続きサポートが必要な状況である。また、音楽、図工の授業において、子どもの成長に効果的に実施できることを目指しているが、十分な指導技術、知識を持った教員がいない。よって、体育、音楽、図工の3分野で活動するJVの派遣要請となった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.限られた道具を活用しながら、音楽、図工の授業の実施および教師への指導法の伝達。
特に体操、水泳といった体育の授業の実施および現地教師への技術移転。
2.スポーツ大会への出場を目指した生徒たちの練習サポート。
3.スポーツイベントの企画、実施。
4.活動の詳細については、赴任後に配属先と協議の上決定。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

サッカーボール、バレーボール、ハンドボール、テニスボール、フープ、縄跳び、バドミントン、ミニハードル、ゴーグル、ビート版、リコーダー(26個)、ハーモニカ(2個)、絵の具、カラーペン、筆

4）配属先同僚及び活動対象者

スポーツスーパーバイザー 男性/30代/勤務年数3年/常勤
主任教諭 女性/20代/勤務年数5年/常勤
その他小学校教諭複数名(最低限の体育の知識有り。)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】