【配属機関概要】

3）任地（ ダール環礁ミードゥ島 ） JICA事務所の所在地（ 首都マレ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 船 で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

同校は、中部ダール環礁ミードゥ島にある公立学校である。未就学児童4-6歳、初等部7-12歳、中等部13-15歳、高等部16-19歳で構成されている。2017年3月現在、生徒数は258名、教員数39名である。2016年度の年間予算は8,278,862.25ルフィア(およそ537,000米ドル)である。2010年から2012年までの2年間、体育JVの派遣実績がある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同国の教育は「読み、書き、計算」に重点を置いた主要教科中心であったが、近年教育省は生徒の身心の健全な成長を目的とした情操教育に注目しており、主要教科と同時に体育、音楽、図工等の教科を学校教育に導入している。しかし、現状の学校現場において、主要教科以外の教科についての知識や指導経験を持つ人材は育成されておらず、地方の多くの学校では、十分な授業ができていないのが現状である。
同校では先代隊員が体育の基礎を築き、現地教諭による体育の授業が現在も実施されているが、新カリキュラムに沿った授業を現地教諭だけで計画・実施するには知識・経験共に不足している。また、課外活動として陸上競技が盛んになり、国内大会で優秀な成績を収める生徒が増え、生徒や保護者からも適切な練習方法の導入が求められている。以上より、体育およびスポーツ関連の課外活動をより効果的に実施できる人材育成を目的として、本要請となった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 現地教諭と協力しながら、7歳から15歳の生徒を対象とした体育授業の実施。
2. 現地教諭を対象とした体育の指導法を伝えるワークショップの企画、実施。
3. 課外活動(主に高跳び、幅跳び、円盤投げ、やり投げ、短距離走等の陸上競技)の指導および練習方法の確立。
2017年3月現在、体育コマ数(保健を除く)は9コマ/週、課外活動は金、土を除く毎日、放課後に実施されている。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

サッカーボール、バレーボール、ソフトボール、ネットボール、高跳び用マット、リレーバトン、コーン、円盤、やり

4）配属先同僚及び活動対象者

男性 40代(国語、体育、課外活動担当) 教師経験10年
その他現地教諭 24名(教科を超えて体育の指導に携わる)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】