2019年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL05719B04)
募集終了

国名
モルディブ
職種コード 職種
C103 野菜栽培
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

漁業・海洋資源・農業省

2)配属機関名(日本語)

ハニマドゥ農業センター

3)任地( ハーダール環礁ハニマドゥ島 ) JICA事務所の所在地( 首都マレ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先はFAOのプロジェクトのもと、1955年に国内の家禽産業発展を目的に設立された。設立以降、北部地域における農業の普及と活性化を目指す国内最大の農業センターとして事業規模を拡大している。 漁業・海洋資源・農業省(以下、農業省)所管のセンターであり、敷地内に事務所、研修所、実証圃場を有する。2019年5月現在、スタッフ数は17名であり、主に周辺農家の訪問やワークショップ等の開催を通じて営農支援を行っている。また、農業に関心のある住民を対象とした短期農業研修、農家や学生対象のインターンシッププログラムを実施している。2019年度予算は約5,700,000USD。

【要請概要】

1)要請理由・背景

モルディブの基幹産業は観光業と漁業であり、リゾート等で提供やされる作物のほとんどは輸入に頼っている。一方、地方島における農業コミュニティは年々増加しており、現在では住民島約200島のうち74島の住民7000人以上が農業に就き、ほとんどの生産物は国内で消費している。ハーダール環礁内では618人の農家が慣習的農業を行っているが、栽培知識の不足、過度な農薬の使用、不安定な収量等の問題に直面している。これらの問題を解決するべく農業省は重要な政策の一つとして、農業生産工程管理(GAP)を推進しているが、各島には営農に関する高い知識・技術を有する常駐人材がおらず、農家へのきめ細やかな支援は限定的となっている。配属先はセンター内での技術指導のみならず、周辺の島への巡回指導を通じた安心安全な野菜・果物の生産、安定した収量確保による農家の収入向上、充実した研修実施をサポートする人材を必要としている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.センター所有の実証圃場において、現地の気候風土に合った野菜栽培を支援する。
(栽培品目は、きゅうり、唐辛子、かぼちゃ、バターナッツ、ズッキーニ、トマト、キャベツ、スイカ、パパイヤ、バナナ等)
2.カウンターパートと共に島内および周辺地方島の自給自足農家や家庭菜園者を訪問し、現状と課題を分析する。
3.農業生産工程管理(GAP)のデモンストレーションを通じて、農家に対してより効果的な栽培方法や農薬の適切な使用方
法を伝授し、助言および技術指導を行う。(環礁内の地方島およそ10島を対象)
4.農民や学生が参加するインターンシップや農業技術・知識向上のための短期研修・勉強会等の実施をサポートする。
5.上記活動の進捗状況や結果を農業省に報告し、必要に応じて技術面における提案を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

圃場、温室、水耕栽培設備、灌漑設備、肥料生産のためのシュレッダー、パソコン、プリンター、机、いす等

4)配属先同僚及び活動対象者

農業普及員3名(男性、30~40代、経験年数15~20年、ハイテク農業課程修了)
アシスタント農業普及員(男性、30代、経験年数14年)
アシスタント農業普及員(女性、20代、経験年数2年)
圃場スタッフ5名(男性、40~50代、経験年数15~18年)

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)農学系 備考:配属先の指定条件

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:大学等での実習も含む

[参考情報]:

 ・植物保護分野の知識があることが望ましい

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(28~32℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

住居は農業センターの敷地内にあるスタッフ専用宿舎で、隊員専用シャワー・トイレ付の1室が提供される予定。
生活使用言語はディベヒ語。