要請番号(JL06017B06)
募集終了
・2018/1 ・2018/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業開発省
2)配属機関名(日本語)
ムスタン郡農業開発事務所
3)任地( ムスタン郡ジョムソン ) JICA事務所の所在地( カトマンズ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 18.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先となるムスタン郡農業開発事務所の年間事業予算は約3,000万円で、地域農業の発展を目的とする様々なプログラムを実施している。同郡内には、当配属先の下部組織として4つの支所が設置されており、それぞれが管轄する地域の普及拠点として、農業技術指導、病虫害対策、研修の企画運営、種子の配布等の業務を通じ、農民の生産活動に対する支援を行っている。当配属先は、全支所の業務を統括的に指導・管理すると共に、郡全体の事業計画立案や各種許認可申請手続き等の役割を担っている。なお、ネパールでは、連邦制移行による行政組織改編が行われる予定であり、合格後派遣までに、或いは派遣中に配属先が変更になる可能性がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ヒマラヤ山中のムスタン郡は、ほぼ全域が標高2,500mを超える高地に位置する。当地の農業生産は、厳しい自然条件の制約により、寒冷や痩せ地に強いソバ、ジャガイモ等が主要作物となっている。また、極めて脆弱な交通インフラは、長きにわたり地域経済の発展を阻害する要因となってきた。その一方で、比較的標高が低く条件に恵まれた地域で産する野菜は、味が良いことから、域内外を問わず人気が高く、販路に事欠くことはない。さらに、近年、ポカラ地域へ抜ける幹線道路が開通したことを受け、域外の消費地に向けた野菜の生産・販売に意欲を示す農家が増えてきた。このような背景の下、野菜栽培を奨励し、地域農産物の販売収益を伸ばすため、野菜栽培技術の指導普及に取り組む青年海外協力隊の派遣が要請された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先技術者と協力し、地域野菜の生産性向上を目的とする以下の活動を主に実施する。
1.地域農家を対象とする野菜栽培技術の巡回指導や研修。
2.特にトンネル栽培、ハウス栽培等寒冷地での栽培技術指導。
3.ジャガイモ栽培技術の改善。
4.配属先が行う各種農業普及プログラムに対する支援。
5.農作物の販路開拓につながる取り組み。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし。
4)配属先同僚及び活動対象者
所長(40代 女性):1名
技官、技官補(農業計画、園芸作物、農業普及等):14名
他スタッフ(経理担当、事務員等):11名
5)活動使用言語
ネパール語
6)生活使用言語
ネパール語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学 備考:配属先の要望による
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:配属先の要望による
[参考情報]:
・実務経験には実習・研修等も含む
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(亜寒帯冬季少雨気候) 気温:(-10~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
任地の標高は2700m。高所での活動のため、JICA事務所が定める高地移動のルールを遵守しなければならない。高度な技術は求められていないが、辺境での生活に耐え得る適応力と心身両面の頑健さが必要となる。