2017年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL06017B09)
募集終了

国名
ネパール
職種コード 職種
C201 家畜飼育
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/1 ・2018/3
任地に聳えるヒマラヤの7000m峰 生活の拠点となるジョムソンの町 道路をふさぐ羊の群れ

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

畜産開発省

2)配属機関名(日本語)

ムスタン郡畜産事務所

3)任地( ムスタン郡ジョムソン ) JICA事務所の所在地( カトマンズ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 18.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先となるムスタン郡畜産事務所の年間事業予算は約1,000万円で、地域における畜産業の発展を目的とする様々なプログラムを実施している。同郡内には、当配属先の下部組織として8支所が設置されており、それぞれが管轄する地域の普及拠点として家畜飼育指導、疫病対策、家畜繁殖、畜産物の生産管理指導等の業務を通じ、農民の畜産活動に対する支援を行っている。当配属先は、全支所の業務を統括的に指導・管理すると共に、郡全体の事業計画立案や各種許認可申請手続き等の役割を担っている。なお、ネパールでは、連邦制移行による行政組織改編が行われる予定であり、合格後派遣までに、或いは派遣中に配属先が変更になる可能性がある。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ヒマラヤ山中のムスタン郡は、ほぼ全域が標高2,500mを超える高地に位置するため、農耕適地は少なく、住民の多くが畜産に依拠して生計を維持している。ヤギ、ウシ、ヤク(高地に生息するウシの仲間)、ヒツジ、ウマ等が飼育されており、年に一度の祭事用に出荷されるヤギは、畜産農家にとって貴重な収入源となっている。しかし、地域の畜産は、古くからの粗放な形態が色濃く残り、技術水準及び生産性は低く、脆弱な交通インフラも相まって、地産地消・自給自足的な小規模経営が主流となっている。このような背景の下、家畜の飼育技術を改善し、地域畜産業の生産性向上を図るため、家畜飼育の青年海外協力隊の派遣が要請された。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先技術者と協力し、畜産農家の家畜飼育技術改善を目的に、以下の活動を実施する。
1.活動地域における家畜飼育の現状と課題を把握するための調査。
2.研修会や農家巡回を通じた飼育管理技術の改善指導。
3.飼料、栄養に関する普及啓発と改善提案。
4.地域に適した草地管理、サイレージ生産に関する支援。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

特になし。

4)配属先同僚及び活動対象者

所長(50代 男性): 1名
技官、技官補(家畜飼育、家畜防疫等): 16名
他スタッフ(経理担当、事務員等): 10名

5)活動使用言語

ネパール語

6)生活使用言語

ネパール語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)畜産学 備考:配属先の要望による

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:配属先の要望による

[参考情報]:

 ・実務経験には実習・研修等も含む

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(亜寒帯冬季少雨気候) 気温:(-10~25℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

任地の標高は2700m。高所での活動のため、JICA事務所が定める高地移動のルールを遵守しなければならない。高度な技術は求められていないが、辺境での生活に耐え得る適応力と心身両面の頑健さが必要となる。