【配属機関概要】

3）任地（ カスキ郡ポカラレクナート市 ） JICA事務所の所在地（ カトマンズ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 7.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

同市はネパール西部地域(新制度では第4州)の政治・経済の中心都市であり、国内外から年間10万人を超える観光客が訪れ、ホテル等観光関連産業に関与する人口が多いのが特徴である。2017年にポカラ市と隣接するレクナート市と合併したことにより、ポカラレクナート市となった。人口は約40万人であるが、他地域からの移住者も多く人口は増加傾向。配属先全体の年間予算は、47億 円相当で各部署へ配賦される。
同市へは、環境教育隊員や保健師隊員等を派遣した実績がある。また、長野県駒ケ根市とも姉妹都市を結んでおり、日本との交流も盛んである。現在はKOICA(韓国)ボランティアが2018年末頃まで派遣されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同市は観光資源豊富な国際観光都市であり、観光客や地方からの移住者も増加しており、市では景観美観に重点を置いたまちづくりに取り組んでいる。
このような中、環境課のスタッフによるコンポスト作成講習、不用品等から物を作成する講習、またリサイクル収集業者向けの研修等が継続して実施されているが、市民や学校レベルでの廃棄物処理に関わる意識は高くなく、期待される効果が出ていない現状にある。
今般の市の合併による広域化により市街域のみならず郊外域においても、ますます環境に係る啓発活動が重要となっていくことから、現状の課題を分析し、適切な助言と計画立案の支援のためにボランティアが要請された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先のほか、各ステークホルダー(コミュニティ、企業、学校など)と連携を取りながら活動を行う。

1.同市が抱える環境に関する課題や現状を市内管轄10地区(市街域および近郊村落部)を巡回し把握する
2.市内の学校やコミュニティを巡回しながら、環境に関する啓発活動やエコクラブの活動支援を行う
3コミュニティや企業などの廃棄物3R(減量、再利用、再資源化)のワークショップ等の実施
4.配属先内における廃棄物削減に関するサポートの実施、等

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

特になし。

4）配属先同僚及び活動対象者

環境課チーフ(男性1名、40代)
衛生スーパーバイザー(男性2名、女性2名)

コミュニティ、企業担当者、学校教員および生徒、等

【資格条件等】

[参考情報]：

　・環境関連業務又は啓発活動経験(研修含む)

【地域概況】

【特記事項】