2018年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL06018B04)
募集終了

国名
ネパール
職種コード 職種
H132 公衆衛生
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2019/1 ・2019/2 ・2019/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

連邦制・総務省

2)配属機関名(日本語)

ヴィヤス市役所

3)任地( タナフ郡ダマウリ ) JICA事務所の所在地( カトマンズ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先となるヴィヤス市役所はタナフ郡の郡庁所在地にある行政機関で、市の開発計画の取りまとめを行なっている。ネパールでは2017年からの連邦制への本格的な移行により、それまで郡事務所が担っていた業務や人員が市町村へ移管され、同市役所もその影響により以前は約80名前後であった職員数が、現在約1000名まで膨れ上がっている(内600名は学校教員)。また、以前は人口は4万7千人程度であったが、近年近隣地域を吸収し、7万人となっている。こうした大きな変化の中、2017年にネパールで20年ぶりに実施された地方選挙によって選出された市長の下、健康で住みよい街づくりを目指している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

市は公衆衛生の普及に注力しており、2017年7月から青年海外協力隊(JV)が派遣され初代JVとして活動を行なっている。ボランティアが所属する衛生課は清掃部門と健康部門の2つに分かれており、それぞれ環境分野と公衆衛生分野を担当している。初代JVは各地域のボランティア(社会的地位のある人が就く名誉職)と連携して活動を行なっている。具体的には市内全域の学校(現時点で84校中22校)を巡回して子ども達に対して手洗い指導や、安全な食物、清掃等、自分の身の回りの生活に関わる衛生分野の講義を行う他、環境分野ではゴミの分別回収やリサイクルへ向けた取り組みを実施している。配属先からは公衆衛生分野で初代JVが実施した活動の継続・発展を希望しており今回の要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先職員と協議しながら以下の活動を行う。

1.市内各地域のボランティアと協働し学校巡回による公衆衛生プログラムを実施する。
2.住民に対して公衆衛生の意識を普及定着させるために必要な啓発カリキュラムの企画・実施支援を行う。
3.配属先所属課が行う公衆衛生プログラムに対するアドバイスや提案を行う。
4.市長を始め地域の有力者に対して、公衆衛生上の課題や現状を伝え改善策を提案する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

特になし。ただし、初代JVが作製した各種啓発活動のための補助教材は利用可。

4)配属先同僚及び活動対象者

市長:1名
助役(男性、40代):1名
衛生課(マネジメント):3名
衛生課(公衆衛生ドクター):2名
他スタッフ(ゴミ収集職員、普及員):39名
地域ボランティア(主に40代以上の女性):50名

5)活動使用言語

ネパール語

6)生活使用言語

ネパール語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:同僚と平仄を合わせるため

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:方針に関わる助言も求められるため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(5~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可  無線)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

ボランティアが配属される課で勤務する職員は主にマネジメント側である。実際の巡回指導では地域のボランティアや普及員とネットワークを築いて活動するため、多くの関係者を巻き込む調整力や行動力が必要。