2023年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL06023B19)
募集終了

国名
ネパール
職種コード 職種
C105 バイオテクノロジー
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/3 ・2025/1
配属先の研究室の様子 培養室① 培養室② 培養室② 培養室②

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

農業・畜産開発省

2)配属機関名(日本語)

中央園芸センター

3)任地( バグマティ州カトマンズ郡キルティプール ) JICA事務所の所在地( カトマンズ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.7 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先となる中央園芸センターは、1980年代から90年代に行われたJICAの技術協力プロジェクト「ネパール園芸開発計画」の実施拠点として、首都カトマンズに設立された果樹栽培試験場である。当プロジェクト終了後も、ネパールにおける温帯果樹栽培技術の開発と普及を推進する中核的役割を担い、品種改良や苗木生産等の技術開発に取り組むとともに、農業技術者や農家に対する技術研修も実施している。年間事業予算は約3,000万円で、約60haの敷地には柑橘類、ナシ、ブドウ、柿等の試験果樹園が整備され、各地方にはモデル農場も設置されている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ネパールでは果物類の高品質な苗木の需要は年々増加しているが、従来の生産方法ではこれを満たすことがでず、また様々なウイルス病の増加も課題である。特に柑橘類の緑化病は深刻な問題である。配属先では組織培養実験室を設置し、試験管内の生産を開始している。キウイ、リンゴ、ブドウ、柑橘類といった果物類や、蘭、ユリ、アフリカバイオレットなどの観葉植物の組織培養プロトコルは既に確立しているが、栗、ペカン、マカダミアナッツ等では増殖させると成長期間に伴い葉が黒くなる現象(2次代謝産物の放出)が見られるなど、外植片培養はうまくいっていない。かかる状況下、プロトコル確立と同僚技術者の能力向上に貢献できる海外協力隊の要請があった。また、生物的・非生物的因子に耐性を持つ植物生産に向けた遺伝子組換えシステム等、新しい技術の導入も期待されている(緑化病耐性種の生産など)。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.配属先の同僚技術者に対して、温帯果物(主に柑橘類、ナッツ類、柿など)の組織培養プロトコルの確立・改良に関するアドバイスを行う。
2.配属先の同僚技術者への研修プログラム(インビトロ培養、発根、順化といったシステムを学ぶ)の実施支援および改善に向けたアドバイスを行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

ガラス製品、層流キャビネット、熱風オーブン、加圧滅菌器、成長室、化学物質:主要栄養素、微量栄養素、MS培地および木本植物培地の調製に必要なビタミン、および成長ホルモン(BAP、NAA、IAA、IBA、カイネチン、2,4-D)など

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先上長:所長(40代、男性)
配属先同僚:バイオテクノロジー専門家(30代、女性、博士)、ラボ助手(2名、20代、女性、修士、学士)、他スタッフ(約20名、男性、女性、20~40代)

5)活動使用言語

ネパール語

6)生活使用言語

ネパール語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(修士) 備考:指導的な活動のため

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:実務的な活動のため

[参考情報]:

 ・植物バイオテクノロジー、組織培養の経験必須

 ・大学等の研究実績も実務経験に含む

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(0~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】