【配属機関概要】

3）任地（ マナー県マナー ） JICA事務所の所在地（ コロンボ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 6.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

マナーは、人口25,000人、年間予算1.2億Rs.(2016)の規模を持つ、スリランカ北部州の都市である。活動先であるマナー町役場廃棄物管理課は、職員数が50人で、同町が管轄する15地域(行政村)のゴミ収集・処理、政策・計画の策定、市民協力推進のための支援、調査研究等を行っている。近年では、特に分別収集やコンポスト、市民協力のための啓発活動に力を入れている。また、JICAの技術協力で設立された全国廃棄物管理支援センターによる技術支援も行われている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

マナー町役場廃棄物管理課では、1日あたり約20トンのごみを収集しているが、そのうち10トンのごみを処分場に投棄している。また、家庭から出るごみは分別されておらず、ビニール、プラスチック類のゴミがそのまま処分場に投棄され、環境への影響が懸念されている。一方で、1ヶ月あたり1トンの生ごみをコンポスト化して一般に販売を行ったり、市民に対して、投棄されるゴミの削減への協力を呼びかけているが、今のところ、思うような成果はでていない。そこで、これまで廃棄物管理支援の実績があるJICAに対して、市民への環境教育に関する支援の要請があがり、JICAボランティアが派遣されることとなった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

市役所の職員と協力し、以下のいずれかの業務を実施する。
1. 市役所の廃棄物事業実施への提案や支援。
2. 市役所のごみ分別収集ルールやごみの減量化についての市民･学校への説明資料の作成支援や啓発活動への参加。
3. コンポスト事業の普及への提案や支援。
4. 学校におけるリサイクル活動の指導や環境教育の実施。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務機器(PC、プリンター、コピー機等)

4）配属先同僚及び活動対象者

同僚:
町助役(勤務経験10年、男性1名、40代)、エンジニア(実務経験10年、男性1名、40代)
公衆衛生管理官、調査･啓発担当スタッフ
ごみ収集車運転手、ごみ収集労働者(男女50名、20-50代)
活動対象者:
広く市民全般

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

本邦語学訓練は英語であるが、実際の活動使用言語はタミル語。赴任後、約2ヶ月のタミル語現地語学訓練を受ける。