【配属機関概要】

3）任地（ アンパーラ県トリッコーウィル ） JICA事務所の所在地（ コロンボ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ バス で 約 12.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

トリッコーウィル郡事務所に勤務する全職員数59名。その内、廃棄物管理を含む保健衛生分野の職員は23名、同部門の年間予算は5千万円程度(2015年)。廃棄物排出量は約0.6トン/日。回収作業に従事する人は23人。トラクターによるバケットの牽引で回収している(3台)。回収した廃棄物を有機物とプラスティクに手作業で分別しゴミの削減を行っている。コンポストの施設がEUの援助で設置されている。生産量は250kg/日。販売コストはキロ10円程度。最終処分される廃棄物の量は0.2トン/日。トリッコーウィル郡事務所は近隣の4つの村落を統括管理している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同地域の廃棄物処分は、最終処分場の許容範囲が限界を迎えつつあり、廃棄物全体の排出量を削減することが急務となっている。しかしながら内戦が終わり、経済成長が増加する中で廃棄物の排出量は減る兆しも見えないまま増える一方である。こうした状況からゴミの削減をより現実的なものとするべく、住民に3Rへの意識レベル向上への取り組み、次世代を担う若者へ世代交代を通じた意識レベルの向上、及び行動変容に繋がる取り組みの強化を目指すために本要請が行われた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 住民への廃棄物に対する意識レベルの向上
2. 小学校などを訪問し学校の生徒を対象とした若い世代への廃棄物に関する啓蒙活動。
3. 各家庭レベルでのコンポスト制作(高倉コンポスト)の普及。
4. 市のコンポスト施設への管理運営指導、及び生産されたコンポストの販売、有効利用の促進。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務機器(机、いす、プロジェクター・プリンター・コピー機等)

4）配属先同僚及び活動対象者

州政府郡事務所代表代行(男性1名、40代後半)
州政府郡事務所職員(男性1名、30代)
ごみ回収に従事する作業員23人(分別法の指導等)
活動対象者は広く市民全般及び小中学生(約1600世帯)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】