2016年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL10616A06)
募集終了

国名
フィジー
職種コード 職種
H114 理学療法士
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・28/3 ・29/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健・医療サービス省

2)配属機関名(日本語)

国立リハビリテーション病院

3)任地( スバ市タマブア地区 ) JICA事務所の所在地( スバ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

首都近郊にあるフィジー唯一のリハビリ専門病院で、ベッド数は20床。理学療法士(PT)2名、医師、看護師、義肢装具士が勤務する他、CRA(Community Rahabilitation Assistant)と呼ばれる、地域リハビリテーション担当スタッフを擁する。患者は主に基幹病院からの転院で、長期療養が必要な患者の治療が行われている。過去にも理学療法士JVが活動した実績があり、同僚PTと共に患者のケアにあたった。2014年には、フィジー全土を対象に地域巡回によるCBR(地域に根差したリハビリテーション)への取り組みが始まった。保健省の予算の他、WHO(世界保健機関)からの支援も受けている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

フィジーでは、生活習慣病を中心とした非感染症(NCD)が課題であり、糖尿病による下肢切断の他、脳卒中、脊髄損傷など、理学療法が求められる場面は多いが、療養は主に病院で行われており、退院後のケアは十分ではない。また、PTが病院で活動するのに対し、地域におけるケアは、十分な理学療法の知識を持たない地域看護師やCRAが担っており、質の高いケアが難しいという状況がある。配属先は、基幹病院からの転院患者を中心に治療を行ってきたが、CBRの重要性に対する認識が徐々に高まり、2014年から、地域巡回プログラムを開始した。これにより、CRAによる訪問リハが医師の指導の下で行われるようになり、2015年はフィジー全土で約400症例が対象となった、この訪問にJVが同行することにより、訪問内容の充実やCRAの技術・知識の向上が期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先の職員および各地域のCRAと共に以下の活動を行うことが期待されている。
1.配属先の行う地域リハビリテーションプログラムを支援し、各地のCRAと共に訪問リハビリテーションを実施。訪問リハの質の向上や、業務を通じたCRAへの指導を行う。
2.CRAや同僚理学療法士に対するワークショップ等を行い、知識・技術の向上を支援する。
3.必要に応じ、配属先病院内の患者に対する理学療法を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

歩行器、松葉づえ等

4)配属先同僚及び活動対象者

医師 1名
理学療法士 2名(いずれも主任レベル)
CRAコーディネーター 1名
CRA:首都近郊に4名、他、各地域に複数名
その他、看護師、義肢装具士、運転士等

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(理学療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:指導的立場となるため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

※配属先から提供される住居に同性のJVと2、3人で同居となるか、もしくはホームステイになる可能性がある。