要請番号(JL10617A01)
募集終了
・2017/3 ・2018/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育・遺産・芸術・公文書館省
2)配属機関名(日本語)
西部教育事務所
3)任地( ラウトカ市 ) JICA事務所の所在地( スバ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
西部教育事務所は、フィジー国内にある4つの地域教育事務所の一つで、教育省の支部として本省で決定された政策の実施、規程や情報の伝達の他、地域内に9か所ある地方教育事務所の総括業務を行っている。同教育事務所はフィジー本島(ビチ・レブ島)のラキラキからシンガトカまでの西部地域を管轄しており、担当地域には約150の小学校がある。本配属先と同じ建物にあるラウトカ教育事務所にはこれまで4代、計5名の隊員が派遣されていた。現在同事務所のほか、シンガトカ、ナウソリ、バ、ザコンドロベの地方教育事務所にJICAボランティア4名が派遣されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同国では、初等教育における青少年の健全な育成のために体育・音楽・図工(総称してPEMACと言われている)の3科目の指導が2011年より義務付けられたが、①教員自身が同科目を学んだ経験がなく指導方法がわからない、②統一テストが実施される科目指導が優先され、テストが実施されないPEMAC教科は後回しにされる、③シラバス、教科書、指導要領等が試行版である、などの課題がある。JICAは、当初は各地の小学校にPEMAC教科の支援に隊員を派遣してきたが、現在は教育事務所および教育省傘下のカリキュラム開発局(CDU)、教員養成校等への派遣に切り替え、包括的かつ効果的なPEMAC科目の普及と指導力の向上を目指していることから、より広範囲の管轄地域をもつ同事務所への派遣要請がなされた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.配属先管轄地域の小学校の巡回指導において、以下の業務を行う。
(1)担当地区の小学校の巡回指導計画を立て、小学校1年生から8年生(日本の小学校1年生から中学2年生)の生徒を対象にPEMAC科目の楽しさを伝えるとともに、クラスの担任教師に対し同教科の指導支援を行う。
(2)担当地域の現地教員を対象とした授業運営方法や指導技術向上のためのワークショップ等を企画・実施する。
2.他のPEMAC隊員とともに、分科会・研鑚会等実施し、当国のPEMAC教育の質の向上に貢献する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先における執務スペース(机、椅子等)、ファックス、電話、コピー機等。
教育省より配布されるシラバス、教科書、教師用ガイド等。
4)配属先同僚及び活動対象者
教育事務所長(男性、50代)1名、小学校担当官(男性)、中学校担当官(男性)、事務スタッフ(含む運転手)計5名
巡回先小学校校長、教職員
児童(日本の小学校1年生から中学校2年生に相当)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
(中高(音・美・保体))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:現職教員への指導助言のため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
※配属先から提供される住居に同性のJVと2、3人で同居となるか、もしくはホームステイになる可能性がある。