要請番号(JL10618B07)
募集終了
3代目
・2019/1 ・2019/2 ・2019/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業省
2)配属機関名(日本語)
コロニビア農業試験場
3)任地( ナウソリ町コロニビア ) JICA事務所の所在地( スバ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.8 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
農業省は国内7か所に農業試験場を有し、フィジーに適した穀物、野菜、果樹、家畜、農業機械、雑草・害虫駆除の調査研究のほか、種子や繁殖用家畜の生産・配布も行っている。同農業試験場は、農業局研究部門を統括する機関であり、農業振興プログラムの立案と実施のほかに、穀物、家畜の調査研究、農産物の分析実験、植物検疫も担っている。家畜部門においては、乳牛、豚などを飼育、飼料配合のための大型施設が2011年に建設されてる。過去に家畜飼育JVの派遣による人工受精の導入やSVの派遣による家畜の飼育に適切な牧草や配合飼料への試験協力の実績がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同農業試験場は、農畜産品の生産量と質の向上を目指し調査研究を担っている。畜産分野においては、特に、豚、乳牛の品質・生産量の改善のために、飼料作物の改善と人工授精を試みている。過去のボランティア派遣では、豚の人工授精への取組み協力によりパイロット畜産農家向けの繁殖支援を行った。また、輸入飼料はコストが高く、現地で入手できる飼料では栄養価が低いため生育が遅く、肉質・ミルクの生産量も改善が見込めない状況である。このような背景から、現地で入手できる農産品の副産物を利用した配合飼料や、牧草の研究を目的としてJICAボランティアの要請に至った。なお、同配属先には人工授精の支援を目的としたJV派遣、他農業試験場には牧草研究、人工授精の支援を目的としたJVの要請も計画している。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
牛肉、豚肉の質、牛乳の生産量の改善を目的として、以下の活動に取り組む。
①現地で入手できる農業副産物(そうこう類、サトウキビの搾り滓)を利用した配合飼料の研究支援を行う。他の農業試験場にも配合飼料を配布しているため、他農場研究所との共同研究となる。
②フィジーの環境に適した牧草の海外からの導入、肉質乳量改善への影響、フィジー国内の異なる気候環境への適応性に関しての調査を、他農業試験場と協力しつつ行う。
③上記の活動を通じて、配属先スタッフや畜産農家の配合飼料、牧草に関する知識向上を図る。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
大型飼料配合ミル(1.5トン/時),化学・食品実験室、研究用家畜(牛、豚)
4)配属先同僚及び活動対象者
シニアリサーチオフィサー男性2名(牧草・飼養管理分野1名、家畜分野1名:経験年数20年以上:40代)等 スタッフ全152名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)畜産学 備考:指導に必要
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:実践的な指導に必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
※配属先から提供される住居に同性のJVと2、3人で同居となるか、もしくはホームステイになる可能性がある。