【配属機関概要】

3）任地（ マジュロ環礁デラップ地区 ） JICA事務所の所在地（ マジュロ デラップ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は、ハワイの民間企業が2004年に撤退した際に国営化された国営ホテルである。客室数150室(シングル37室、ダブル113室)、年間にホテル約38,000名、レストラン約60,000名の客が利用している。スタッフは、総勢約120名、内フロント部門11名、客室管理部門22名、料飲部門24名、清掃部門10名、セキュリティ部門8名である。大規模宿泊施設は、配属先を含め国内に2軒しかなく、国内外会議が首都マジュロで開催される場合、すぐに満室となる。年間予算は約400万ドル。ボランティアの受入れは初めてである。

【要請概要】

1）要請理由・背景

マーシャルにおいて観光業は数少ない産業の一つであり、政府は力を入れて取り組んでいる。しかし国内には、高い接客サービスを提供する宿泊施設や飲食施設は少なく、ホスピタリティを学べる職業訓練校もないため、サービス水準を高めることは容易ではない。配属先は国内最大の宿泊施設であり、要人来訪時には必ず利用されるホテルであるが、海外からの利用客が満足できる水準には至っていない。総支配人と人事部長は、接客サービス向上を目指しているものの、十分な指導ができていない。ホスピタリティ精神をスタッフに学ばせ、サービス向上につなげることを目的に本要請に至った。まずは現地人のおっとりとした気質を理解しながら、現場スタッフのサービス改善への意識を高めることから始める必要がある。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

接客サービス向上の指導員として以下の活動を行う。
1. フロントデスク、客室清掃、レストランなど、ホテル内の全接客サービスの改善を行う。
2. レストランへの衛生面やメニューに助言する。
3. 顧客からの苦情やクレームを減らすための提案をする。
4. 月1回程度、ホテルスタッフを集めてホスピタリティ講習を開く。
5. ホテルでの活動が進んだ後半には、同ホテル以外の宿泊・飲食施設スタッフにも声をかけホスピタリティ講習を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

ホテル会議室、プロジェクター

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
宿泊部門マネージャー(男性/30代/高卒/経験15年)
料飲部門マネージャー(女性/30代/高卒/経験10年)
料飲部門副マネージャー(女性/40代/高卒/経験15年)

活動対象者:国営ホテル従業員約120名

【資格条件等】

[参考情報]：

　・ホテル経営、ホスピタリティ技術

　・マネジメントまたは指導経験2年以上

【地域概況】

【特記事項】

※ホテルWebサイト:https://www.marshallislandsresort.net/
※ホテルは、離島ツアー、ケータリング、釣りクルーズといった有料サービスも提供している。