【配属機関概要】

3）任地（ ミリンベイ州アロタウ ） JICA事務所の所在地（ ポートモレスビー ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は、パプアニューギニア本島の東端に位置するミリンベイ州の観光文化局。職員数3名、年間予算約10万キナ(約400万円)。主に州内の観光産業振興、観光産業従事者の育成・指導、観光資源の維持管理等を行っている。同州は自然観光資源に比較的恵まれている他、伝統的フェスティバル等も実施されており、配属先では、観光を通した地域経済の活性化のため、州を訪れる観光客数を5年間で倍増させることを目標にしている。特に今後、持続的かつコミュニティ主導によるエコツーリズムを推進したい意向がある。2010年に約半年間JV(観光)の受入経験がある他、短期の豪州ボランティアの受入経験あり。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同州は、優良なダイビングスポットを有している他、伝統的なカヌーによるレースが3日間にわたって開かれる“カヌー・フェスティバル”を、企業から協賛を得ながら行政主導で実施するなど、パプアニューギニア国内としては比較的観光を推進する条件が整っていると言える。配属先は、観光推進の基本方針として観光業の持続的成長、観光客倍増等を掲げているが、今後より多くの観光客を獲得し、またその満足度を高めて行くためには、広報の改善、観光コースの確立、観光業従事者の能力向上等、課題が多いのが実情。また、住民に直接裨益する持続的観光業の発展をめざした、ビレッジステイ等を中心としたエコツーリズムについては、推進するための協会は組織されているものの具体的取組は為されていない。このような事情から、観光の専門性を持ったJVによる支援が求められた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.観光コースの確立とパッケージ化を支援する。
2.観光マップ、広報パンフレットの作成/改善を支援する。
3.ビレッジステイを中心としたエコツーリズムの推進を支援する。
4.インターネットでの情報発信等による観光客増加を支援する。
5.観光業に関わる人材の能力向上のための講習会等の企画運営を行う。
なお、初代の長期派遣JVであるため、これらの活動のうち、可能なことから着手することが期待されている。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

コピー機、電話、Fax、デスクトップPC2台、ラップトップPC1台(いずれも同僚との共用)

4）配属先同僚及び活動対象者

局長: 40代 男性
職員: 30代 女性 大学で観光業専攻
その他臨時職員1名

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住居は他のJVと同居となる可能性がある。