【配属機関概要】

3）任地（ ミリンベイ州アロタウ ） JICA事務所の所在地（ ポートモレスビー ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先はパプアニューギニア本島の東端に位置するアロタウ市にある職業訓練校。2006年に開学し2012年に正式認可された新しい学校であり、青年海外協力隊(JV)配属予定の農業科の他、木工、建築、観光、家政、自動車整備の各科を有する。教員数14名、全校生徒約300名、年間予算約2600万円の規模。各科とも2年制のコースで、学んでいる生徒は20歳前後が多い。農業科は、2016年に開講されたばかりの新しい学科。現在1、2年生計32名が学んでおり、現地講師1名と本要請の前任者となる現JV(野菜栽培)が協力して運営管理している。同校にはこの他、自動車整備科でもJV(自動車整備)が1名活動中。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先では、現JV着任直前に校内に圃場が開墾され、着任後授業を実施する教室がようやく設置された背景があり、現JVは同僚と協力しつつ、ゼロから手探りの状態で農業科の運営支援を行っている。配属先は、自給自足に留まらない農業を生徒に学ばせたい意向があり、同JVは野菜栽培指導に加えて、陸稲栽培や養鶏を導入した複合農業、生産した野菜の販路開拓、地域の人々に対する配属先の知名度向上への協力、生徒を研修生として受け入れる企業の募集等、生徒が農業関係者として自立できる教育を目指した活動を試みている。実習圃場と教室の設置にJVの支援が加わったことで、授業の質は目に見えて向上しており、その支援は配属先から高い評価を得ているが、これらの活動を現場に定着させるためには継続したJV派遣が必要な状況である。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

同僚教師と協力しながら、以下の活動を行う予定
1. 授業及び実習の実施(現JVは1年生を担当し、授業 9コマ/週、実習 7コマ/週を実施している)
2. 生徒のインターンとしての企業受入の支援
3. 鶏糞を利用した肥料製造技術の指導
4. 配属先の地域住民に対する知名度向上支援

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

スコップ、フォーク、一輪車等。栽培実習圃場(約400平方メートル)。鶏舎(現在建設中)。

4）配属先同僚及び活動対象者

校長:50代男性
農業科講師:1名 20代女性
農業科生徒:32名程度、年齢15-23歳

他科の教員:11名 20-40代

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住居は配属先の敷地内にある住居にて他のJVと同居となる可能性がある。