【配属機関概要】

3）任地（ ミリンベイ州アロタウ ） JICA事務所の所在地（ ポートモレスビー ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先はパプアニューギニア本島の東端に位置するミリンベイ州の州都にある、外科、内科、婦人科、小児科、歯科、理学療法科、臨床検査室、レントゲン室、薬局などを備えた州最大の公立病院である。2017年の年間予算は約12億円、総職員数約300人の規模。オーストラリアに本部を置くカトリック教会系の医療/社会福祉のコンサルティング会社からアドバイザーの派遣を受け、病院の運営管理体制の整備、強化を行っている。青年海外協力隊(JV)による支援は、現在、栄養士JVが活動中である他、これまで薬剤師JVを4代派遣した実績があり、薬剤師JVの派遣は今後も継続予定である。

【要請概要】

1）要請理由・背景

パプアニューギニアは理学療法の歴史が浅く有資格者が少ないが、配属先の理学療法科は有資格者2名、レジデント研修生(理学療法士資格取得のために必須となる長期現場研修受講者)2名と、比較的人材が揃っている。配属先では、理学療法サービスの質の向上を目指し、主に各種症例に対する知識・経験に乏しい若手職員に対し、進んだ理学療法技術を身に着けた人材による技術的支援を期待して青年海外協力隊(JV)を要請した。また、JVの同僚となる理学療法科長は、ミリンベイ州の障害者協会の会長を務める人物であるため、州の障害者支援事業への協力や、院外の障害者に対する理学療法サービスの提供も期待されている。一方、理学療法自体に対する院内関係者の認知度も不十分なため、JVの活動により、関係者の理学療法の重要性に対する理解促進への期待も大きい。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 外来患者、入院患者及び院外患者に対する理学療法の実施
2. 同僚への技術的助言を通した同僚の能力向上支援
3. 障害者支援事業への協力

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

ベッド、平行棒、起立台、車椅子、歩行器、松葉杖、装具、バランス、トレッドミル、エルゴメーター

4）配属先同僚及び活動対象者

理学療法科長:40代男性
同僚:理学療法士有資格者 男性 1名 20代、レジデント研修生 男性 2名 20代
対象患者:主に成人患者(主な疾患:脳卒中、脊椎損傷、脳性麻痺等)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住居は他のJVと同居となる可能性がある。