【配属機関概要】

3）任地（ 東ニューブリテン州ココポ ） JICA事務所の所在地（ ポートモレスビー ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は、1930年にキリスト教団体が運営母体となり東ニューブリテン州の州都ココポに設立された、地域唯一の公立病院。内科、外科、小児科、産婦人科、理学療法科等を有し、地域住民への医療サービス提供の拠点となっている他、併設されている看護学校の学生の実習施設としての役割も担っている。ベッド数約200床、医師約5名、看護師約120名の規模で、年間予算は約1億円。外国の援助は、2006年から理学療法士分野の青年海外協力隊(以下JV)の支援を受けており、現在もJVが活動中。なお、敷地内に障害者支援活動を行うNGOがあり、理学療法科は当該NGOと連携して地域の障害者等に対する支援活動も実施している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

パプアニューギニアは、理学療法士の資格が認可されてまだ10年足らずと歴史が浅く、支援の余地が大きい分野である。
そのため、同国の理学療法士の技術・知識は低く、JVにはワークショップを定期開催し、同国理学療法士や医療従事者のリハビリテーション知識・技術の向上支援が求められている。
配属先は、これまでJV派遣を通じて支援してきたことで、院内での理学療法の地位の確立や地域住民の理学療法の必要性の認知も進んできてはいるものの、配属先の同僚のみで科を運営する体制の確立のためには、いまだ支援が必要な状況である。
現JVは、院内での日常業務に加えて、医療スタッフや看護学生に対するワークショップや講義の実施、地域NGOと協働して、地域巡回型での定期的な障害者や外来患者に対するフォローアップサービスの定着への取り組みを行っている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.入院患者及び外来患者への理学療法などの日常業務を行う。
2.院内外でワークショップを行うことにより、理学療法士、医療従事者の知識・技術の向上を図る。
3.地域NGOと協働して、障害者や外来患者に対する訪問リハビリなどのフォローアップを行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

エアロバイク、平行棒、姿勢矯正用鏡、簡易温冷パック

4）配属先同僚及び活動対象者

理学療法アシスタント:男性 40代、基礎的な理学療法知識、技術を有している

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住居は他のJVと同居となる可能性がある。