【配属機関概要】

3）任地（ マヌス州ロレンガウ ） JICA事務所の所在地（ ポートモレスビー ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先はパプアニューギニア本島の北に浮かぶ人口6万人程度のマヌス島の州都ロレンガウ市の市役所。同市は人口約6300人程度の小さな市である。職員数は23名、年間予算4200万円程度。財政課、土木課、保健環境課からなり、市民に対する行政サービス全般の提供、開発計画の策定、各種事業の運営管理を行っている。配属先となる保健環境課は、保健行政を主として実施しており、環境分野についてはごみの収集・処分場への運搬に留まっている。環境教育事業については2018年4月からJVが活動中であり、配属先同僚とともにイベント毎の清掃活動や市内の小学校での出前授業などを展開している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

大洋州の国々では生活様式の近代化に伴う廃棄物量の増加も相まって、海洋や陸域などの観光・産業資源、および人々の公衆衛生に深刻な影響が出ている。JICAは2011～2016年の期間、当国を含む大洋州11か国において、大洋州地域廃棄物管理改善支援プロジェクト(JPRISM)を実施した。当国では、首都市役所をプロジェクト対象とし、ごみ処理施設・運営の改善、ごみ収集の改善、市役所職員の能力向上に取組み、成果につながったことから、2017年からプロジェクト対象を全国を管轄する環境省とし、JPIRSMフェーズ2を実施中である。同市はJPRISMの拠点対象ではないが、2015年末にJICA主催の環境セミナーに参加し環境問題に取組む意欲はあるものの、具体的取組経験が浅いためJVとの更なる協力活動が期待されている。環境教育に加えて、廃棄物処理や環境行政など、ごみ処理に関わる協力活動も期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.配属先と協議し、現地ニーズに基づいた環境教育事業を企画する。
2.企画した環境教育事業の実施に係る環境教育教材や啓発/広報ツールの制作を行い、事業を実施する。
3.配属先同僚の環境教育に係る能力向上を支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務室、机、椅子。なお、配属先はゴミ収集のトラックはあるが、パッカー車は有していない。

4）配属先同僚及び活動対象者

タウンマネージャー(事務方の長):男性 40代
タウンエンジニア(土木課課長):男性 50代
保健環境課長:男性 50代


市役所総職員数は現業職員17名を含め24名(男性19名:30～60代、女性5名:20～60代)

【資格条件等】

[参考情報]：

　・環境教育に関する知識や経験

【地域概況】

【特記事項】

住居は他の隊員と同居となる可能性がある。
生活使用言語は、ピジン語である。