【配属機関概要】

3）任地（ ミルンベイ州アロタウ ） JICA事務所の所在地（ ポートモレスビー ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先はミルンベイ州の州都アロタウ市の市役所。同市は人口約1万6千人の小さな市であるが、教育レベルが高いことで知られている。職員数約30名、年間予算約4千万円。市役所ではあるが、実質的に取組んでいる事業は保健衛生と環境に係る事業に限られており、配属先の保健環境課が、固形廃棄物処理を中心とした環境対策事業を管轄。ごみ処理の現状は、ごみ箱等は設置されているものの、分別等は無く収集しダンピングサイトへ廃棄する形態。環境教育の具体的取り組み実績は、2018年4月からJV(環境教育)が学校等教育機関や公共の場で活動を行っている。ごみを路上に捨てた場合に罰則を科す法令はあるが、ごみのポイ捨ては散見される。

【要請概要】

1）要請理由・背景

大洋州の国々では地理的条件や社会的背景から適切な廃棄物処理が困難な場合が多く、生活様式の近代化に伴う量の増加も相まって、海洋や陸域などの観光・産業資源、および人々の公衆衛生に深刻な影響が出ている。JICAは、この問題解決をめざし、2011～2016年の期間、当国を含む大洋州11か国において、大洋州地域廃棄物管理改善支援プロジェクト(JPRISM)を実施した。当国では、首都市役所をプロジェクト対象とし、ごみ処理施設・運営の改善、ごみ収集の改善、市役所職員の能力向上に取組み、成果につながったことから、2017年から、プロジェクト対象を全国を管轄する環境省とし、JPIRSMフェーズ2を開始。この背景の中、環境問題に取組む意識が高い当配属先では、住民の環境に対する意識啓発を重視しており、JVとの協働で、地域住民に対する環境教育を継続して行いたい意向がある。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.環境教育教材や啓発/広報ツールの制作を行う
2.学校等教育機関の児童・生徒や地域住民に対し、ゴミ減量や3Rを含めた環境意識の啓発活動を行う
3.配属先同僚や教員の環境教育に係る能力向上を支援する

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務室、机、椅子、プリンター

4）配属先同僚及び活動対象者

主たる同僚:40代男性、保健環境事業担当者
その他同僚:男性3名30代～50代、女性1名30代

【資格条件等】

[参考情報]：

　・環境教育に関する知識や経験

【地域概況】

【特記事項】

住居は他のJVと同居となる可能性がある。