要請番号(JL12718B01)
募集終了
・2019/1 ・2019/2 ・2019/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
州政府・組織強化省
2)配属機関名(日本語)
チョイセル州政府 チョイセルベイ都市計画事務所
3)任地( チョイセル州タロ ) JICA事務所の所在地( ホニアラ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
州政府は、タロ島という小さな島にあるタロ(州都)を本島に移転する計画を立てている。タロは、ウェスタン州の副都市として、管理されていたが、1991年にチョイセル州に移管された。タロ中心地の海抜は平均1.5m、最も高い位置でも海抜3mであるため、津波などの自然災害や気候温暖化による島の沈下が懸念されているため、州都の移転が2016年12月に土地・住宅・調査省から承認された。現在、配属先スタッフは1名のみだが、本計画は中央政府からも承認を得た計画であるため、インフラ開発省などの関係省庁の職員からなる委員会と州内関係者で組織される委員会の2つの委員会とも協働している。年間予算は約3,000万円。
【要請概要】
1)要請理由・背景
チョイセル州政府は、タロ町がウェスタン州から移管された当時から、移転の必要性を感じており、病院、学校、住宅地など、州都機能全移転に必要な土地の所有権を得るため、地主と交渉を続け、約20年かけて土地の確保を行った。オーストラリアの支援を受け、移転の計画書作成は完了したものの、移転を実行に移すための都市計画にかかる専門性及び予算が不足している。現在は、国際港設置に向けた港湾調査が完了し、国際港の詳細設計業者選定のための入札及び2016年版移転計画に基づく都市デザイン業者の入札が行われており、2018年中には、国際港及び移転後の州都の詳細デザインが提案される予定である。しかし、配属先で勤務する職員の専門は会計学であるため、提出された都市デザイン等の妥当性を検証することが難しいことから、JICAボランティアの要請がなされた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚とともに、自身の経験を活かしながら可能な範囲で以下の業務を行う。
1.2016年移転計画書に基づく、年次アクションプランを作成する
2.業者から提出される都市デザインを検証するにあたり、専門的助言を行う
3.移転を実行に移すため、ドナーの情報収集、また、ドナー及びソロモン州政府へのプロポーザルを作成する
4.チョイセル州住民に対し、質の高い行政サービスを提供する
5.州都移転計画についてタロ町住民への説明会を実施する等
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
オフィス、机、椅子、プリンター、インターネット
4)配属先同僚及び活動対象者
・プロジェクトマネージャー1名(40代男性)
・チョイセル州移転計画委員会12名
・関係省庁移転計画委員会11名
・タロ町住民約1,000人
事務所スタッフとして、1名雇用予定
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:1からの都市計画となるため
[参考情報]:
・大卒(都市計画):専門知識が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
同性JVとの同居、又はホームステイの可能性あり。任地での現地語学研修では、英語を使用して現地共通語(ピジン語)を学習する。