要請番号(JL12720A08)
募集終了
4代目
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
森林・研究省
2)配属機関名(日本語)
森林・研究省 ムンダ事務所 植林地開発・造林部
3)任地( ウェスタン州ムンダ ) JICA事務所の所在地( ホニアラ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は森林研究省の地方事務所であり、「事業部」、「植林地開発・造林部」、「木材利用・加工部」の3部門で構成されている(種子管理センターも兼ねる)。林業はソロモン国における重要な産業の一つであり、丸太輸出量は年々増加傾向にある。同国の林業の形態は伐採企業による天然林伐採が主であり、伐採権のライセンス料や原木丸太輸出にかかる税金が国家財源の重要な役割を担っている。森林研究省では林業の産業維持および育林期間中の地域住民の現金収入の確保と、林産物等の付加価値向上に向けた取り組みを開始している。2019年10月現在、林業・森林保全JVが活動中である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
任地では、2000年頃に政府助成金によって村落での拡大造林が行われてきたが、人工造林後の管理(枝打ち・間伐)は不十分であるほか、主伐から製材加工、輸出、販路開拓に至るプロセスが十分に整備されておらず、所有者は木材販売による収入を得ることができない状況にある。ここ10年のムンダ事務所森林開発・造林部の業務は、豪州のプロジェクトと共に行われてきた。このプロジェクトは2019年末で終了となり、その成果は民間企業に受継がれる予定である。しかし、プロジェクト成果のモニタリングやコミュニティによる造林管理には引き続き支援が必要であることから本要請に至った。加えて、派遣中隊員が取り組む特用林産物の生産試験の継続と普及やその他森林資源の活用についての調査の要望がある。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
主に以下の内容について、可能な範囲での協力が期待されている。
1.地域住民による伐採跡地での再造林面積拡大のための普及啓発活動
2,伐採事業及び伐採から製材加工に至るまでのプロセスのモニタリング
3.造林地の適正な管理のための記録方法の確立と助言
4.業務量に応じて、事務所内全課の通常業務補助(種子・育苗管理、商業伐採エリアや輸出丸太のモニタリングなど)
※得意分野に応じて、特用林産物の生産試験や林産物に関する調査、未利用小径木の活用方法立案など幅広い活動が可能である。派遣中JVの活動はJICA海外協力隊の世界日記(https://world-diary.jica.go.jp/ebinayuzo/)で参照可能
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
ボート、植林機材、事務所内ナーサリー(林業用種苗の生育管理資機材)、大型冷蔵庫(種子保存庫)、現場用品(チェーンソー、防護用品、電動ドリル、各種工具)、インターネット、プリンタ、机、イス、GISソフト
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
森林開発・造林部 男性3名(50代)
事業部 男性1名(40代・事務所長代行)
木材利用・加工部 男性1名 (40代)
※本省から異動予定で2名増員となる見込み。
活動対象者:林業で生計を立てている地域住民
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)林学 備考:経験のある職員と活動を行うため
[経験]:( ) 備考:
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
農学、環境学等、学科は林学にこだわらない。同性JVとの同居、又はホームステイの可能性あり。任地での現地語学研修では、英語を使用して現地共通語(ピジン語)を学習する。