【配属機関概要】

3）任地（ ヌクアロファ ） JICA事務所の所在地（ ヌクアロファ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 自転車 で 約 0.2 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

トンガ全土の公立小学校の管理および教育の質の向上を目指し、教師を対象とした研修の開催および、教育主事による巡回指導、教師の評価、教材の管理などを行っている。職員数は約50名。珠算へのJICAボランティアによる支援は1989年から始まり、2009年には全小学3～5年生の必須科目となり、毎算数時間(1.5時間/日)のうち最初の15分が珠算の時間となっている。現在、珠算隊員2名小学校教諭2名が活動中。学習指導課の予算は教員給与も含め約14億円。

【要請概要】

1）要請理由・背景

トンガでは教育改革事業で算数教科の新カリキュラムに珠算が組み込まれ、算数教育の一環として初等教育課程(3～5年生)で珠算が導入されているが、教師の中には珠算指導が十分にできない者も多くいるため、教師の指導サポートが求められている。また、教員養成学校の初等教育コースでは珠算が必須科目の一つとなっており、配属先同僚が教鞭をとっている。学習・指導課の珠算担当である同僚や現在要請中の珠算隊員とともに珠算大会の企画や教員養成学校での指導、各学校の小学校教諭に珠算の基礎や教授法のアドバイスを行い、児童の学習レベルと教師の技能向上をさらに図ることで、算数の学力向上を目指し後任ボランティアが要請された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.トンガタプ島の中央地区小学校の算数教師へ珠算・算数の巡回指導を行う。
2.算数教師を対象にした算数の教材・教授法の開発や研修の企画・運営を支援する。
3.珠算教材の改定や開発に同僚及び同分野派遣ボランティアと共に取り組む
4.珠算競技大会(地方6回、全国1回)の企画・運営を支援する。
5.ボランティアで組織する算数・珠算部会の運営、研修、イベント実施に協力する。
6.教員養成校にて指導する同僚の授業に対する助言等サポートを行う

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

算盤(特大サイズ、普通サイズ)、練習問題集、教師用指導書、コピー機

4）配属先同僚及び活動対象者

職員:20名(男性11、女性9)
同僚:珠算担当オフィサー1名(男性30代)
活動対象者:小学校の算数教師(約250名、20～50代)
珠算担当者:2名(男性1名、30代、教員経験12年/女性1名、40代、教員経験26年)
小学校教諭:学校教員:約70名
教員養成学校学生:約50名

【資格条件等】

[参考情報]：

　・珠算3級

【地域概況】

【特記事項】