【配属機関概要】

3）任地（ マランパ州マレクラ島ラカトロ ） JICA事務所の所在地（ ポートビラ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

首都ポートビラにある水産局本部では漁業権の管理や漁具の販売、漁民への技術指導や啓蒙活動が行われている。また、国内全ての水揚データを採取し、管理、把握することで、バヌアツ全域における漁業振興や沿岸部における漁業資源の管理を行っている。配属先となるマランパ州事務所では、国内中央部のマレクラ島、アンブリム島及びパーマ島を管轄し、これら地方島において前述した業務を行っている。年間予算は約2百万円。2016年度内には技術協力プロジェクト「豊かな前浜プロジェクトフェーズ3」の開始が予定されており、配属先があるマレクラ島は本プロジェクトにおいて過去実施案件のモニタリング地域となる可能性が高い。

【要請概要】

1）要請理由・背景

これまで配属されてきた隊員の活動では「漁民の収入向上」と「水産資源の持続的な管理と利用」を大きな目標として、各村々を回り収集した情報の分析や販売ルートの拡大、またワークショップ開催による知識や技術の移転や漁民組織の強化などを行ってきた。また、「豊かな前浜プロジェクトフェーズ2」期間中には、実施地域における沿岸資源の保全や住民の組織化及び生活向上につながる活動を行った。本要請では、現在派遣中のJVが行っているデータ収集及び分析活動を一部継続しながらも、新しいアイデアと切り口で村人や漁民が物品を持ち寄り、販売を行っている「畜産・水産マーケット」の活性化並びに地方における同様のマーケット立上げに協力することが期待されている。これらのマーケットは配属先により管理されており、顧客を始め主な利用者は周辺住民にほぼ限られている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先同僚と共に以下の活動を実施する。
1. 「マーケット」で販売を行っている周辺住民・漁民に対して、基本的な出納管理や在庫管理方法の助言を行う。
2. データ収集と分析作業を継続し、ワークショップなどを通じて販路拡大方法や収入向上方法について周辺住民や漁民への助言を行う。
3. 配属先が管轄する地域において「マーケット」立上げのために必要な情報収集を行う。
4. 可能であれば、地域住民が取得向上のための方法として形成している貝細工グループに対しても販路拡大や収入増につながるアイデアを提案する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

パソコン、プリンター、コピー機

4）配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
・地方水産開発員1名(30代男性、経験2年)

【活動対象者】
・漁民、漁業組合員、魚市場作業員、貝細工を行っている者など多岐、多数にわたる

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】