【配属機関概要】

3）任地（ シェファ州エファテ島ポートビラ市 ） JICA事務所の所在地（ ポートビラ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

バヌアツ唯一の教員養成学校で中等教育を終えた小中学校教員志望者が学ぶ。無資格で指導を行っていた現任教員が正規資格を取得するために来ることも多い。年間予算は約5千万円、修学年数3年、学生数約280名。バヌアツでは英語系学校と仏語系学校が併存するため、英語系教諭課程と仏語系教諭課程に分かれる。また、言語別のほか小学校教諭課程、中学校教諭課程にさらに分かれる。敷地内には教育省の「現任教員トレーニング課」と「カリキュラム開発課」も併設されている。豪州・ニュージーランドが支援するバヌアツ教育セクタープログラムで組織改革が進行中である。配属先では2018年4月より2代目理科教育SVが活動予定である。

【要請概要】

1）要請理由・背景

初等教育分野への協力は、算数を中心とした児童の学習能力と教員の指導力の向上を目指し、小学校配属及び州教育事務所配属の小学校教育ボランティア派遣と、教員養成学校への理数科系ボランティア派遣を中心に行っている。
教員養成学校への数学に関する支援は、英語系の小学校教諭課程へ数学教育SV(シニア海外ボランティア)が3代派遣され、現地教員と協力し、学生への算数授業指導やワークブックの制作などの活動を行ってきた。4代目としては数学教育JV(青年海外協力隊)が派遣され、仏語系の支援を中心とした活動をしている。同校では仏語系過程における学生の学力、教員の数学に関する知識及び指導力の向上のためには引き続き支援が必要であるとして、今回の要請となった。カウンターパートは仏語系教員であるが、英語でのコミュニケーションも可能である。また、同教員はJICAが実施する日本での研修への参加経験もある。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.教員養成学校において、主に仏語系小学校教諭課程に在籍する学生に対し、現地教員とチームティーチング形式で、算数の授業を行う。
2.授業は、小学校算数の教科教育法についての授業が多いが、中学校課程のクラスに入る場合もある。
3.教案作り、分かりやすい授業のためのアイディアや知識の提供が期待されている。
4.教員の指導力の向上を目指し、算数に関する知識と効果的な教授法を共有する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

オフィススペース、教科書

4）配属先同僚及び活動対象者

校長 :50歳代男性
理数科教員4名(英語系2名、仏語系2名):30-50歳代男女
(この4名で小学教諭課程と中学教諭課程を担う)

配属校全体の教員数:約30名
学生数:約280名(内、小学校課程は約170名)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

生活、同僚・学生とのコミュニケーションは英語、現地語で可能。