【配属機関概要】

3）任地（ サンマ州サント島ルーガンビル市 ） JICA事務所の所在地（ ポートビラ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

前身となる「観光開発事務所」が1988年に省内に設立されて以来、配属先の使命は「観光事業の持続的発展及びそれを可能とする施策等の立案、導入、実行」となっている。局内は4部門に分かれており、「商品開発」、「観光投資」、「観光開発」、「認定管理」を担当している。2名のオーストラリア人ボランティアが観光業組合の結成と観光業者認定業務の分野で支援活動を行っている。国内外の旅行者にとってバヌアツをより魅力のある旅行先とするため、関係部署と協力しながら業務を行っている。2007年から2010年まで観光業を専門とするJICAボランティアが2代にわたり派遣された。配属先の年間予算はおよそ7千万円。

【要請概要】

1）要請理由・背景

現在のバヌアツ観光業は、その多くをオーストラリア及びニュージーランドからの観光客に依存しており、更なる経済効果を生み出すためには新しい顧客の発掘が喫緊の課題となっている。そのため、昨年より新しい顧客の開拓先としてアジア圏(主に日本と中国)や米国、ヨーロッパ諸国をターゲットに広報戦略に取り組み始めた。同時に、国内に向けては「より魅力的な観光地」を目指し、首都ポートビラ及び第二の都市であるサント島ルーガンビル市の観光地化を推進している。しかしながら、配属先では具体的な土地利用方法の考案や機能的な都市計画を立案できる人材が不足しているため、それを可能とすべくJICAボランティアへの支援要請となった。本要請では第二の都市ルーガンビル市の臨海公園整備事業における都市計画プランの作成、合わせてその計画を実現可能にするための工事費予算案及び資金調達計画案の作成が期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先同僚と共に以下の活動を実施する。
1. 裨益者となる関係者(市民、市役所、配属先など)の意見や考えの収集や分析を支援する。
2. それらの情報を基にした臨海公園整備計画案の作成及び工事費用案の積算を支援する。
3. 上記の作業をとおして各種作業ソフトの使用方法を指導する。
「臨海公園整備計画」とは別に「ルーガンビル市桟橋観光市場整備」及び「ルーガンビル市内公園整備」も計画されている。可能であれば、それらの計画立案時にも適宜アドバイス等が行えるとなおよい。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務スペース及び机、イス、パソコン、プリンター

4）配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
・事務所マネージャー1名(30歳代、男性、大卒:観光学)(業務経験2年)

【活動対象者】
・配属先同僚及びルーガンビル市民グループ代表者など

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

業務に必要となるAutoCADやGIS(地理情報システム)などの機材はボランティア着任後にボランティアの希望に沿うものを購入予定。