要請番号(JL13618B02)
募集終了
2代目
・2019/1 ・2019/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農林畜産漁業・検疫省
2)配属機関名(日本語)
水産局
3)任地( シェファ州エファテ島ポートビラ市 ) JICA事務所の所在地( ポートビラ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先では国内漁業権の管理や漁具の販売、漁業従事者への技術指導や教育支援等を行っている。また、各地から集まる水揚量データの管理を通じ、国内の漁業振興や沿岸漁業資源の管理を実施している。JICAは水産局本局の他、サンマ州事務所並びにマランパ州事務所にも青年海外協力隊(JV)を派遣し、これらの活動に対する支援を行っている。2017年4月よりJICA技術協力プロジェクト「豊かな前浜プロジェクトフェーズ3」が始まり、エファテ島を始めとした数か所の島々にて協力活動を実施中。年間予算はおよそ1億3千万円。フランスの開発調査機関(IRD)や太平洋共同体(SPC)が海洋資源の保全保護分野で協力を行っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
水産局では沿岸漁業者の現金収入向上及び安定的な水産物の供給、また乱獲により破壊される恐れがある沿岸水産資源の維持・回復を図ると共に、淡水魚介類(主にティラピアとオニテナガエビ)の養殖振興を行っている。2014年には「草の根・人間の安全保障無償資金協力」によって淡水魚介類の養殖種苗生産施設が建設された。初代のJICAボランティアとなるシニア海外ボランティア(SV)がオニテナガエビの種苗生産に協力し、配属先で稚エビの生産が行えるようになり、今では多くの稚エビが飼育槽を離れ、国内各地の漁業従事者の手に渡っている。養殖産業の振興・拡大が望まれているものの、そのために必要となる配属先スタッフの種苗生産経験や各種機材を使用した経験が十分ではないため、スタッフと共に日々の業務を通して技術的なノウハウや機材を効果的に使用する方法の指導等の継続した技術支援が求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚と共に以下の活動を実施する。
1. ティラピアやオニテナガエビの養殖活動を通じて、配属先スタッフがその技術や方法を学べるようにサポートを行う。
2. 地方の養殖農家を巡回し、入手した稚魚や稚エビの育成方法に関するアドバイスを行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
養殖種苗生産施設(エビの孵化場、ティラピア・オニテナガエビの中間育成池、稚魚・稚エビの検査場、病気隔離施設及び淡水貯水池)、事務用機器、ポータブルPH/DOメーター及び塩分濃度計(共にHORIBA)
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
・水産局養殖研究課長1名(40歳代、男性、海洋学修士)(JICA研修参加経験あり)
・養殖研究スタッフ1名(30歳代、男性、水産海洋学学士)
【活動対象者】
・配属先同僚及び養殖産業従事者(20歳代から60歳代まで)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)理系 備考:配属先同僚とのバランスのため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:十分な知識と経験が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(18~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
温水シャワーや水洗トイレが無い地方農村地域への長期出張が発生することがあります。