【配属機関概要】

3）任地（ サンマ州サント島ルーガンビル市 ） JICA事務所の所在地（ ポートビラ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

バヌアツ第二の都市であるルーガンビル市にある幼稚園から高校まで併設された大規模校(サントイーストスクール)の英語系小学部。小学校の児童数は約520名で16クラス(1-4年3クラス、5-6年2クラス)、教員数約20名、年間予算は約870万円。授業は午前中に語学と算数を行い、午後はその他の科目が行われる。域内中心校であるため教員の意識と熱意は高い。2008年には草の根・人間の安全保障無償資金協力により教室を拡充している。配属校には、当初4代のJICAボランティアが音楽指導を中心に活動を行ってきたが、5代目からは算数分野を中心とした支援を行っている。現在、米国ピースコー (司書)が活動している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

バヌアツでは2014年まで全ての授業が英語か仏語で行われていたため、語学能力に起因する低学年からの授業のつまずきが問題となっていた。また、教員に対する研修の機会も少なく、算数の各単元を理解し、自信をもって指導できる教員は少ない。そのため、小学校教員の算数の指導力向上を目指したボランティア派遣を2003年から実施し、教員の質の向上を目指した活動を展開している。2014年にカリキュラムが改訂され1-3年生の授業は現地語となったことから、低学年の基礎力は改善がみられはじめているが、高学年では低学年でのつまずきの影響が残っていることから、継続した協力が必要とされている。同校への算数支援のボランティアは現在2代目となるが、引き続き児童の学力の向上及び教員の算数に対する知識の向上に働きかける活動が期待され本要請となった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.同僚教員と共に算数の授業を担当し、児童の学力向上を目指す。
2.児童が理解しやすい授業方法、指導方法などを紹介する。
3.教員の算数に関する知識を向上させるため、校内研修会などを企画、実施する。
4.他の小学校教員隊員と協力し、ルーガンビル市算数教師会を支援、研修会などを実施する。
5.音楽の授業も担当できればなお良い。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

オフィススペース、プリンター、プロジェクター、コピー機、会議室、教科書、算数キット、楽器(キーボード、鍵盤ハーモニカ、リコーダーなど)

4）配属先同僚及び活動対象者

校長:50歳代女性
配属校(小学校)教員25名:20-50歳代男女
算数教員協会関係者(市内周辺校教員):20-50歳代男女
地区教育アドバイザー約10名:40-50歳代男女

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】