2019年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL13619B04)
募集終了

国名
バヌアツ
職種コード 職種
I102 障害児・者支援
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
3代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3
ポートビラの風景 活動の様子1(ワークショップ) 活動の様子2(巡回指導)

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

教育事業局カリキュラム開発課

3)任地( シェファ州エファテ島ポートビラ市 ) JICA事務所の所在地( ポートビラ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

教育省教育事業局は、バヌアツの教育政策、施策の実施を担う部署である。教育省下の州教育事務所、各種教育機関の監督、各国開発パートナーとの調整、計画の作成を行う。教育省管轄の学校現場にはこれまで多くのJICA海外協力隊が派遣されており、教育事業局内の他の課には学校保健の隊員が活動している。また、日本大使館の草の根・人間の安全保障無償資金協力による教室の増築も全国で毎年数校ずつ実施されている。障害児・者支援分野では「インクルーシブ教育政策と戦略計画2010~2020」が策定され、2020年3月まで2代目シニア海外協力隊が活動中。

【要請概要】

1)要請理由・背景

バヌアツは「万人のための教育」の推進のため、インクルーシブ教育政策がとられており、配属先では政策策定だけでなく、モデル校を指定し、現状把握・実践サポートを担当している。しかし、バヌアツで唯一教員資格を取得できる教員養成校でも特別支援教育の専門コースは設けられておらず、十分な知識を持った教員が不足している。公立学校内に特別支援のための教室が建設されているのはごく僅かで、特別な設備が設られていない学校がほとんどであることから、重い障害がある子どもは公立学校に通えない状況となっている。教育省は特別支援を担当できる教員を要請するための研修を行い、少しずつ人材育成をしているが、現場での経験不足で、受け入れた子どもたち(主に軽度障害)に適切な対応ができていないのが現状である。障害児・者支援の課題は多いため、日本での障害児教育に関する知識・経験のある隊員が引き続き必要であるとして要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

隊員は教育省同僚とともに、特別支援教育の体制づくりや、理解の深化を目指し、以下の活動を行う。
1. 特別支援教育の導入校を巡回し、障害がある子どもの支援クラスをサポートする。
2. 特別支援担当教員やクラス担当に対し、障害に関する知識向上のためのワークショップを実施する。
3. 教員同士の情報交換の場やシステムを提供し、関係者の活性化を図る。
4. 保護者に対して、障害や特別支援教育の理解を深めるための説明会を配属先関係者とともに実施する。
5. 障害児の現状を把握し、配属先関係者とともに課題の整理をし、政策への提案や助言を行う。
6. 特別支援担当教員の配置されている学校での評価や個別指導計画の記入方法に関する助言を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

オフィススペース、机、共用パソコン、プリンター

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
インクルーシブ教育コーディネーター、40代、女性(JICA本邦研修員)

活動対象者:
活動先の小学校:校長、特別支援教育担当教員、クラス担任教員
対象児童:小学校1~6年生の軽度の障害を持つ生徒

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(特別支援学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:教員への助言が求められるため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(18~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

特別支援教育コーディネーターの経験があると望ましい。