要請番号(JL13619B10)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
教育事業局災害対策課
3)任地( シェファ州エファテ島ポートビラ市 ) JICA事務所の所在地( ポートビラ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
バヌアツは自然災害の多い国であり、国連大学が公表した「世界リスク指標2018」で世界で最も自然災害リスクの高い国の1位に位置づけられた。しかし、住民は災害時にどう備えるか、どう危険に対処するかという、備えに対する意識は高くなく、確立された情報伝達方法や警報システムも未整備である。そのため、災害そのものに対する対応能力を高めることや、個人およびコミュニティの防災対策を強化することが課題となっている。教育省では各種教育機関の監督、各国開発パートナーとの調整、計画の作成を行っているが、災害復旧や防災・減災教育を管轄する災害対策課がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
バヌアツ教育省では、UNICEFやSave the Childrenと協力し、防災教育に取り組んでおり、既存(各国ドナー作成)の教材、トレーニングシステムを活用し、全国展開を目指している。全教育機関を対象とした啓発活動を進める意向があるが、人員不足、予算不足等から十分な巡回ができていない。また、バヌアツ独自のハザードマップ、各災害に応じたマニュアルなどはまだ作成されていないため、日本の経験、知識、アイデアを共有できる隊員の派遣が要請された。教員や生徒に対する防災や災害対策意識向上ためのワークショップの開催、ハザードマップ作成など、主に教育機関で楽しく学びながら実際に機能する防災教育を提供するための支援が期待されている。バヌアツでは2019年3月よりJICA技術協力プロジェクト「地震・津波・高潮情報の発信能力向上プロジェクト」が開始されており、必要に応じて連携しながら相乗効果を高める。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
隊員は同僚とともに、主に首都圏を中心とした学校で防災教育が定着することを目標に以下の活動を行う。
1. 学校を巡回し、防災教育(各自然災害が及ぼす影響と避難方法などの対処の仕方)を実施する。
2. 巡回計画や実施方法の策定を支援する。
3. 教育省が実施するトレーナーのためのトレーニングを補助する。
4. 必要に応じて国家災害管理局と連携した活動を行う。
5. 可能であれば、防災教育に関する政府方針の改訂に対して同僚と共に助言を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
オフィススペース、既存の教材、プリンターなど
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
災害対策課職員:50代、男性(2020年12月まで)
NGO団体災害対策担当官
活動対象者:
災害対策トレーニング参加者
学校の校長、教員、生徒
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:省職員、教員への指導が必要
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・学校での防災・災害対策指導経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(18~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
配属先は教育省であり、活動先は主に教育機関となるが、コミュニティや住民対象とした場で、他の「防災・災害対策」隊員との協働活動も期待される。