要請番号(JL13619B12)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
気候変動省
2)配属機関名(日本語)
国家災害管理局サンマ州事務所
3)任地( サンマ州エスピリトゥサント島ルーガンビル市 ) JICA事務所の所在地( ポートビラ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
バヌアツは自然災害の多い国であり、国連大学が公表した「世界リスク指標2018」で世界で最も自然災害リスクの高い国の1位に位置づけられた。しかし、住民は災害時にどう備えるか、どう危険に対処するかという、備えに対する意識は高くなく、確立された情報伝達方法や警報システムも未整備である。そのため、災害そのものに対する対応能力を高めることや、個人およびコミュニティの防災対策を強化することが課題となっている。国家災害管理局(NDMO)はバヌアツの災害に関するデータ収集等を行っているほか、全6州に事務所を置き、コミュニティの防災能力を高める業務を行っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
気候変動省下にはバヌアツ気象・地象災害局(Vanuatu Meteorology and Geo-hazards Department:VMGD)および国家災害管理局(National Disaster Management Office:NDMO)があり、国内の防災業務を管轄している。NDMOは各州でコミュニティを対象とした防災対策や訓練を行っているが、バヌアツ独自のハザードマップ、各災害に応じたマニュアルなどはまだ作成されていないため、日本の経験、知識、アイデアを共有できる隊員の派遣が要請された。住民に対する防災や災害対策意識向上のため、また実際に機能する災害対策を提供するための支援が期待されている。バヌアツでは2019年3月よりJICA技術協力プロジェクト「地震・津波・高潮情報の発信能力向上プロジェクト」が開始されており、2020年後半からはサンマ州での取り組みが予定されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
隊員は同僚とともにサンマ州の住民の防災に対する意識を向上させることを目標に以下の活動を行う。
1. 州内のコミュニティを巡回し、防災教育や避難訓練を実施する。
2. 巡回計画や実施方法の策定を支援する。
3. 各コミュニティに合った防災機能を備えることができるよう、助言を行う。
4. 学校を巡回し、防災教育(各自然災害が及ぼす影響と避難方法などの対処の仕方)を実施する。
5. 必要に応じて教育省災害対策課(同職種隊員派遣予定)と連携した活動を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
オフィススペース、既存の教材
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
NDMOサンマ州事務所担当官:20代、男性
活動対象者:
活動先学校校長、教員、生徒
コミュニティ住民
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・災害対策活動の運営に関わった経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(18~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
首都圏であるシェファ州で展開されている防災教育と、必要に応じて協働することが期待される。