要請番号（JL13623B15）
募集終了
3代目
| ・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1）受入省庁名（日本語）
保健省
2）配属機関名（日本語）
ビラ中央病院メンテナンス部
3）任地（ シェファ州エファテ島ポートビラ市 ） JICA事務所の所在地（ ポートビラ市 ）
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）
4）配属機関の規模・事業内容
ビラ中央病院は国内で専門的治療が可能である唯一の病院として、また医師や看護師養成のための教育病院として位置づけられている。年間予算は約1億2000万円、ベッド数約150床、医師約40名、看護スタッフ約130名。内科、外科、小児科、産婦人科、耳鼻科、歯科等があり、医師の多くはドナー各国(オーストラリア等)から派遣され、医療機器も大半を外国からの援助に頼っている。日本で研修を受けた医療関係者が多数勤務している。2014年にJICAの無償資金協力により、新外来・検査棟が建設され、2020年3月まで医療機器隊員が活動していた。
【要請概要】
1）要請理由・背景
バヌアツでは日本の臨床工学技士のような資格制度はなく、電気や機械の分野で技術を習得してきたスタッフが医療機器メンテナンスに当たっている。医療従事者でも適切な使用方法について知識を持っている人が少ないため、メンテナンス不足による機器の故障が発生し、診療への影響や修理費用が問題となっている。初代隊員は院内の医療機器の清掃や部品消毒、消耗品等の管理や取扱い状況調査および整備を進めた。2代目隊員は看護師に向けての講習会、同僚向けの医療機器の安全テスト実施方法についての勉強会のほか、院内の医療機器を記録するデータベースを作成した。現地スタッフによる機器管理意識や管理データ活用の定着のため引き続き隊員の支援が必要である。
2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）
隊員は医療機器の正しい使用が定着することを目標に以下の活動を行う。
1. 医療器材リストのデータベースの管理を同僚とともに行い、必要に応じて改善する。
2. 医療機器全般の保守管理を同僚とともに行う。
3. 病院スタッフ(特に看護師)に、適切な機器の使用方法に関するアドバイスや勉強会を行う。
4. 医療機器の安全テスト実施方法についての勉強会を実施する。
5. 医療機器の記録データに関し、同僚が自ら管理やデータ活用できるよう支援する。
3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
医療機器:人工呼吸器Nanjing Chenwei Medical equipment Co:CWH-3010、保育器Hirayama:FIN-410/V、麻酔器Acoma :PRO-VmkⅡ
4）配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・カウンターパート:40代、男性、電気・機械のメンテナンス専門
・メンテンナンススタッフ計5名(上記カウンターパート含む。2名はJICA本邦研修員)
活動対象者:
・院内看護師、医療従事者
5）活動使用言語
英語
6）生活使用言語
その他
7）選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]：（臨床工学技士）
[性別]：（ ） 備考：
[学歴]：（ ） 備考：
[経験]：（実務経験）5年以上 備考：実践的な内容の指導に必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]：（熱帯雨林気候） 気温：（18～35℃位）
[通信]：（インターネット可 電話可）
[電気]：（安定）
[水道]：（安定）
【特記事項】
現地で必要とされるビスラマ語については、現地訓練期間中に学習する。
隊員が使用する機材(続き):除細動器Nihon Khoden :TEC-5521K、心電図モニターSunbright:Sun-7031、電気メスErbe:ICC200 EA INT等