【配属機関概要】

3）任地（ ウポル島アピア ） JICA事務所の所在地（ アピア ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.3 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は首都にあるカソリック教会が母体となっている小学校。公立学校と違い、教師は教育スポーツ文化省からの派遣ではないが、教育カリキュラムや学齢等は公立小学校と同じであり、8年制、5-12歳までの児童が在籍している。授業は日本と同様、担任の教師が全教科を指導する。児童数約700名、教師数24名。年間予算は2,300万円。

【要請概要】

1）要請理由・背景

サモアの教育分野の課題として挙げられるのが理科・算数の教育が不十分であることである。小学校において計算の基礎を十分に理解しないまま中高等学校へ進学するため、授業についてゆけなくなり、ドロップアウトしてしまう生徒も多い。よって、小学校からの理科・算数の指導が重要であるが、授業は教師からの一方的な説明と生徒に板書を丸暗記させる手法が多くみられ、授業の質の改善が必要である。配属先には理科室が設置されたが、実際に実験等の指導ができる教師がいないため、活用されていない状態である。また、ベテランの先生が在籍しているが、知識や技術の更新がなされておらず、更に理科・算数の専門知識のある教師がごくわずかしかいない。そこで、ボランティアには生徒への指導と同時に教師への指導も期待されており、本要請となった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.4年生から8年生の理科および算数を主に担当し単独で授業を行う(20コマ/週程度)。
2.同僚教師と協力し、生徒の理科および算数の知識/能力改善の向上を図る。
3.理科室の整備、改善を行い、同施設を使った授業の実施および同僚教師への助言を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

理科室(実験機材は揃っていない)、机、黒板

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:24名、20-50歳代

活動対象者:主に4年生以上の児童、同僚教師

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

配属先の一教師として、主体的に授業を受け持つことが期待されている。