【配属機関概要】

3）任地（ ウポル島アピア ） JICA事務所の所在地（ ウポル島アピア ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

サモア中高等学校は、首都アピア中心地にほど近い位置にある1953年に設立され国内でも有数の伝統校として9学年から12学年までの男女の生徒数約550名が在席する普通科の中高等学校である。。サモアの学制は12年生終了時に日本でいう高校卒業資格が得られる全国試験が実施され、これに合格すれば13年生(5年目)となり南太平洋統一試験を受験することができ、大学進学資格が得られる。本学はサモア国内で入学試験を実施し、国内の成績上位者が入学する国内でも有数の進学校であり、また、本学の男女ラグビーチームは国内でも強豪校として知られた文武両道の学び舎として名が通っている。過去、同校には中国人ボランティアを受け入れた実績があるが、JICA海外協力隊の要請は今回が初めてである。

【要請概要】

1）要請理由・背景

サモアでは近年、労働者人口の海外流出が社会問題となっており、教育業界においても教員人材の流出による教師不足が課題となっている。また、初等中等高等教育を履修する生徒の理科数学における習熟度の低下が大きな社会問題となっており、緊急に克服すべき国家の大きな課題となっている。アピア中高等学校も、物理専門の教員数が不足しており、実験を含めた十分な授業が行えていないため、協力隊員による質の高い物理の授業を生徒に対して提供することを期待している。派遣された隊員は、本学校に在籍する生徒に対して物理の授業を行う。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.在籍する生徒(主に12から13年生)に対しての物理(力学、光学、熱学、波動、原子核、電磁気象)の授業(10～20時間/週)を行う。
可能であれば、
2.在籍する生徒(主に12から13年生)に対して生物(細胞、遺伝、動植物)の授業(10～20時間/週)を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教室、黒板、実験室、実験機材(顕微鏡、ビーカー、フラスコ、試薬等)

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
校長、副校長、数学教員2名、教職員50名(理科教師6名うち物理1名)
活動対象者:
在籍生徒9-13学年550名(40名程度/クラス)

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・理科実験の経験や薬品・器具の知識

【地域概況】

【特記事項】

生活言語であるサモア語については、現地訓練期間中に学習する。