【配属機関概要】

3）任地（ トレド郡プンタゴルダ ） JICA事務所の所在地（ ベリーズシティ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先はベリーズ南部のトレド郡にあり、郡内の学校の管理、教員の指導能力向上をサポートしている。郡内には49の小学校があるが、その殆どが村にあり、児童数の関係から複式学級のシステムを取っている学校が少なくない。トレド郡はベリーズ全土の小学校6年生を対象に行われる全国学力テストの成績が最も低く、教員のスキル向上が重要課題となっている。理数科、語学、PCなどの専門分野に2名から3名の職員が配置され、15名の職員が勤務している。過去に短期でPCインストラクターJV(青年海外協力隊)を派遣、現在は初代の小学校教育JVが2016年度1次隊として派遣されている。また、他国の専門家やボランティア派遣は無い。

【要請概要】

1）要請理由・背景

全国学力テストにおいて、トレド郡の成績が他の郡に比べて低く、特に算数の成績が悪い。配属先ではこの対策として、教員の指導の質を上げることを目的にワークショップの実施や学校巡回指導をしている。配属先には算数の担当者が1名しかおらず、教科指導以外の業務もあり多忙であるため、十分な教員のサポートができていない。また、過去に他郡に派遣されていた小学校教育隊員が算数ワークショップを開いた事があり、JVの活動が評価されボランティア要請に至った。現在派遣中の2016年度1次隊の初代JVは、郡内の学校巡回を開始し、今後の活動計画を策定中であるが、対象校が多く教員の指導力にも差があるため、継続して支援ができるように後任要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.担当職員と共同でトレド郡内の小学校の算数のレベルアップのための巡回指導を行う。
2.それぞれの学年のレベルにあった算数教育の「概念」について教員の理解を深める。
3.それぞれの学年のレベルにあった算数練習方法(ドリル)の作成とドリルの使い方の指導。
4.トレド郡学校教員対象算数教育ワークショップの企画と実施。
5.日本の複式学級での指導法の紹介。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

コンピュータ、コピー機、スキャナーなどの事務機器

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先には理数科担当、語学担当、PC教育担当等の職員が各部署2名から3名配置されている。担当者の多くが40代から50代のベテラン職員で、海外の教育にも精通している職員もいる。

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】