2017年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL21517B10)
募集終了

国名
コスタリカ
職種コード 職種
E102 再生可能・省エネルギー
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/1 ・2018/2 ・2018/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

コスタリカ工科大学

2)配属機関名(日本語)

森林イノベーション研究所

3)任地( カルタゴ県カルタゴ市 ) JICA事務所の所在地( サンホセ県サンホセ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.7 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

コスタリカ工科大学は1971年に設立、22の学部と10の研究所を有する、国内有数の理系大学である。学生の指導、外部機関との連携研究、社会活動を業務の3本柱としている。年間予算は620万ドル。配属先は森林イノベーション研究所である。
同大学へは現在JICAボランティアの派遣はないが、数年前まで他分野に派遣された経歴がある。カウンターパートは日本への研修経験を有するほか、大学国際局担当者も2016-17年にかけて外務省の実施する公務員日本語研修で日本を訪問しているため、日本の協力に対する理解は高い。

【要請概要】

1)要請理由・背景

コスタリカにおいて、竹は実際的な代替燃料として、またその他の用途から研究がなされており、コスタリカ工科大学では竹の生活史における生長、管理とエコシステムの利用に関する研究プロジェクトを行っている。国立農業技術研究所においても研究が行われ、現在国内に広い生息地を保有している。
最近では気候変動への対応、国民の福祉、国内企業の国際競争力保持の観点から再生可能エネルギーの低コストでの供給が重要な課題となっている。例えばコスタリカの電力供給を担う電力公社では、経済発展に伴う電力消費量の増加に対し、従来からある水力発電では対応が困難となっており、再生エネルギーの研究に対する、国民、企業からの声が高まっている。
これらの背景をうけ、コスタリカ工科大学より青年海外協力隊の要請を行った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

コスタリカでみられる竹の品種Guadua augustifoliaの各生長段階における活用手法の研究と、実際の運用の提言を行う。
具体的には次の通り。
1.現在の竹の市場価値、利用状況を調査する。
2.竹の生長段階ごとの生産物を研究・調査する。(生産量の精査や環境への影響調査を行う)
3.生産システムへの竹資源の実際の活用を計画する。
配属先からの要請内容はエネルギー資源に関するものが主だが、竹酢液等他の副産物についての知見があれば、業務に加えてもよい。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務室。執務机。実習施設に竹炭生成炉を有する。
研究所には竹材の利用を研究している同僚もおり、集成材の加工も行っている。

4)配属先同僚及び活動対象者

カウンターパート 40代 男性 林学博士。気候変動・エコシステムモデル調査官 在籍5年

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(修士) 備考:同僚と同等程度の学歴

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:業務を遂行するため必須

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(10~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

研究内容はバイオマスとしての竹の活用であるが、竹の生活史と管理方法(植栽、施肥、収穫)について一定の知識を持っているとなおよい。