【配属機関概要】

3）任地（ サントドミンゴ特別区 ） JICA事務所の所在地（ サントドミンゴ特別区 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

サントドミンゴ自治大学は、1538年創立の南北アメリカ地域で最も古く、当国で唯一の国立総合大学で9学部114学科からなり、社会人にも広く門戸を開放している。また、全国にある分校を含めると、正規の登録学生数は約12万人を数える。貧富の差の激しい社会環境の中、各自の経済状況に左右されることなく、向学心のある学生に教育の機会を与えるという使命を果たしている。現在、首都キャンパスでは、JV1名(日本語教育)が活動中である。

【要請概要】

1）要請理由・背景

当国では、企業活動の発展に伴い、複数の大型ショッピングモールが開業し、海外から輸入された衣料品等の販売店が軒を連ねている。昔ながらの伝統衣装や紳士服、フォーマルウェアを仕立て、販売する個人洋服店も存在し、大型商業店舗の進出による影響を受け始めている。フォーマル衣装の仕立てやデザイン技術の継承には、パーツのパターン製作の基礎技術が必要不可欠であり、同学部教授陣は、ソフトウェア利用に依存する技術のデジタル化を危惧しており、授業において、ペンと紙を使う基礎実習の充実化が喫緊の課題であると認識している。同学部教授陣が日本のデザイン業への関心が非常に高く、ボランティアから新しい知識や技術を学ぶことを期待し、今回の要請に至った。教授陣は、実習の内容を発展させ、卒業生の国内デザイン業への就職促進を目指している。同学部では、広報デザインや舞台芸術・演劇分野での長期ボランティアも要請中である。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

新規要請であるため、副学部長や同僚教員と綿密に連携しながら、次の活動を行う。
1.芸術学部、服飾デザイン学科の授業内容を把握する。
2.服飾デザインの授業で、同僚教員と共に、学生を指導する。
3.日本国内の伝統衣装等のデザイン例を紹介する。
4.教材作成を支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教室、プロジェクター、コピー機

4）配属先同僚及び活動対象者

芸術学部副学部長 男性50代
教員4名 男女40代
学生各学年30名程度(学生の年齢層10代～30代、年齢層は幅広い)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

指導対象に応じて夜間に授業が行われる場合がある。
インターネット・電気・水道などのインフラサービスは一応あるが、常時安定しているわけではない。