要請番号(JL22416B11)
募集終了
3代目
・2017/1 ・2017/2 ・2017/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
経済企画開発省
2)配属機関名(日本語)
サン・ビセンテ・デ・パウル
NGO
3)任地( サンティアゴ県サンティアゴ市 ) JICA事務所の所在地( サントドミンゴ特別区 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
1923年設立。敷地内に①「理学療法・作業療法センター」②「入居型高齢者介護施設」③「入居型高級高齢者介護施設」がある。①は外来者の対応の他に②③の入居者に対するケアも実施。②は身寄りがない、所得がない、などの高齢者72名が大部屋(男女別)で生活している。③は1対1で介護がつくなど高級型の介護施設。①の2015年度の利用者は3,065名、セッション数は理学療法、作業療法だけで17,799件で、約62件/日となっている。有給スタッフ数は84名。年間予算は約80万米ドル(2016年)。年に数回、米国から理学療法士のボランティアを受入れている。また、理学療法を学ぶ学生の実習も受け入れている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先では、前出②③に勤務する介護スタッフ、看護スタッフによる適切なケアが行われておらず、また①の利用者に十分かつ適切な作業療法が実施されていない。配属先ではこの改善のために、作業療法を理解し実践できる人材の必要性を感じている。他方、当国では作業療法分野は比較的新しく、免許が取得可能な大学も首都に1校と限られている。そのため、配属先には作業療法士(以下OT)免許取得者はなく、理学療法士(以下PT)がOTサービスを学ぶことで対応している。そこで、PTスタッフが作業療法について学び技術を身に付け、適切なサービスができるようになることを目標に、配属先は3代のボランティアによる協力を計画した。2代のボランティアの協力によりOTサービスの開始と同僚の育成まで進み、3代目の本ボランティアには、これまでの育成結果をフォローしつつ②③に勤務するPTや介護スタッフの育成を中心とした活動が求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚と共に以下の活動を実施する。そのことにより、同僚に作業療法の技術的ノウハウを伝授する。
1 高齢者施設で働く介護スタッフや看護スタッフに、作業療法の視点から適切な高齢者ケア方法を伝える。
2 高齢者施設内にて、利用者向けの効果的な活動を提案し、運営を支援する。
3 外来利用者(子供から高齢者まで幅広い)に対し、同僚PTが適切なOTサービスができるようサポートする。
(利用者に対応する前に同僚と話し合い、対応方針を決める。利用者には同僚とともに対応するが、主に同僚が対応。ボランティアはサポートにまわる)。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
各種自助具、遊具、リハビリ器具、PC(共有)。
4)配属先同僚及び活動対象者
同僚:理学療法士女性2名
・20代前半・2014年5月から①で勤務開始・午後は別の機関で理学療法士として勤務。
・30代前半・午前中は①で勤務。午後は別のクリニックで理学療法士として勤務。
活動対象者:理学療法士・医師・看護師・准看護師・介護者・ボランティアで参加する手伝いの方々
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(作業療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:指導を行うため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(18~34℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
小児から高齢者まで幅広い年齢層を対応。パーキンソン、アルツハイマー、脳梗塞、脳性まひ等の対応経験のある方。電気・水道・インターネット・電話などインフラサービスは一応あるが常時安定しているわけではない。