2017年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL22417B08)
募集終了

国名
ドミニカ共和国
職種コード 職種
B251 地震
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/1 ・2018/2 ・2018/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

エネルギー・鉱業省

2)配属機関名(日本語)

国立地質学研究所

3)任地( サントドミンゴ特別区 ) JICA事務所の所在地( サントドミンゴ特別区 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先となる国立地質学研究所は、2010年に設立され、ドミニカ共和国の地理に関する最新情報を提供する他、国民に役立つ関連情報の作成、管理、更新、普及を担う政府機関である。主要な活動は、正確な縮尺に基づく製図、地理的資源(鉱産資源、水資源、エネルギー資源等)の評価と地理関連データベースへの登録、環境破壊の緩和や正しい土地利用計画および自然資源の効率的な活用に資する事柄の分野研究の実施などである。職員数は48名。2017年の年間予算は82万USドル。
sgn.gob.do

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先では、地質学や地震活動に関わる分野の能力向上が急務となっている。配属先は、観測データやその分析結果を公共事業省、教育省、地震研究組織、大学、市役所、国家エネルギー委員会などと共有している。これまでEUから4台の加速度計の供与を受け、首都内及び配属先の建物に設置し、揺れの観測及びその影響の調査研究を行っている。また日本政府から加速度計10台と地震計3台を供与される予定である(2018年6月までに)。現在利用している加速度計等の資機材及びこれから供与を受ける予定の資機材を使って調査研究を促進する予定だが、資機材の活用や専用ソフトウェアを使った観測データの活用の経験や技術が不足しており、同分野での経験や技術を持つボランティアの要請に至った。配属先もサントドミンゴ自治大学が管理する地震観測網にデータや情報を提供する重要な役割を担っている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

以下の活動を同僚と共に行い、同組織の研究調査能力の向上を支援する。
1.配属先の地震工学に関わる分野の研究、特に構造物の耐震性能や補強に関わる研究を支援する。
2.強い揺れが起きた際の地盤および構造物の振動特性を調査する。
3.地盤および構造物の地震応答を解析する。
ボランティアが対応可能であれば、以下の活動も支援する。
4.防災、予防、減災、復旧のマニュアル作りを支援する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

加速度センサー(130-SMHR)、加速度計(147A-01/3)、受振器(HS-1)、RTI Software Suite
加速度計10台、地震計3台が2018年6月までに日本政府から供与される予定

4)配属先同僚及び活動対象者

30代女性、修士(地震工学、減災)、構造物の耐震性能や補強の研究経験
男性、修士(土木工学)、構造物の耐震性能や補強の研究経験
他、GIS技術者、測量技術者、情報処理技術者

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(修士)理工系 備考:理論的な専門知識も必要

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:経験に基づく活動が不可欠のため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(18~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

首都ではインターネット・電気・水道などのインフラサービスはひととおりあるが、常時安定しているわけではない。