【配属機関概要】

3）任地（ エル・セイボ県ミチェス市 ） JICA事務所の所在地（ サントドミンゴ特別区 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は持続可能な経済社会開発を目的として2008年に設立されたNGO団体。環境、教育、農業生産、社会・文化支援の4つを重点分野とし、ミチェス市の地域住民の生活改善や、教育機会の均等、海岸の環境保護等の支援を行っている。職員は8名、年間予算は147万USドル。これまでJICAからの直接の支援はないものの、国際機関や当国政府機関と協力して地域開発プロジェクトを展開しており、農業生産分野においては、小規模農家に対する支援や、ミチェス市の学生に対して当国にあるISA大学農業学部への奨学金制度を設けている。 fundaciontropicalia.com

【要請概要】

1）要請理由・背景

当国北東部の海岸に位置するエル・セイボ県ミチェス市は人口約2万人で、豊かな自然と海に囲まれ、多くが農業に従事しており、米、ココナッツ、カカオ等の栽培が盛んである。その一方で、経済開発が遅れており、失業や貧困が問題となっている。同配属先はミチェス市において、環境に配慮した、生産性の高い農業の促進を目的とし、2013年より生姜の有機栽培支援プロジェクトを開始した。小規模融資での支援を通して、生産者の自立、生活改善を目指している。また、今後は生姜を使った商品開発も展開していく予定である。そのためにも、配属先は生姜の収量安定と品質向上が必要であり、生産者に対して、技術面での支援を実施したいと考えている。しかし、生姜の栽培は当国ではまだ歴史が浅く、正しい栽培技術を指導できる人が不足しており、今回の要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

同配属先のとカウンターパート(C/P)及び生姜の生産者と協力して、以下の活動を実施することが期待されている。
1.定期的に同地域の生姜栽培農家を訪問し、現状と問題を把握する。
2.生姜生産者に対し、適切な栽培方法を指導、助言する。
3.今後、派遣される可能性がある他の生姜栽培の指導者と協力して、生産者の栽培支援を行う。
また、可能であれば次の活動についても支援する。
4.生姜を使った開発可能な加工品についてC/Pと考え、商品企画を練る。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

パソコン、プリンター、机、いす、その他事務用品

4）配属先同僚及び活動対象者

C/P:30代男性、経営学修士、配属先勤務経験6年
同僚:配属先職員6名(CPを含め)、配属先勤務経験5年以上
活動対象者:生姜生産者約15-30名

【資格条件等】

[参考情報]：

　・活動内容関連経験3年以上

【地域概況】

【特記事項】

インターネット・電気・水道などのインフラサービスは一応あるが、完全ではない。