2018年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL22418A21)
募集終了

国名
ドミニカ共和国
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/3 ・2018/4 ・2019/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

サロメ・ウレーニャ教員養成校 エミリオ・プルドン校

3)任地( サンティアゴ県サンティアゴ市 ) JICA事務所の所在地( サントドミンゴ特別区 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

当国第二の都市サンティアゴにあるサロメ・ウレーニャ教員養成校は、初等及び中等教育を担う教員の養成と、現職教員への研修機会の提供(初等教育の教員が中等教育の教員免許を取得するための支援等)を、無償かつ質の高い教育環境(キリスト教の教義に基づき社会を学ぶ環境)で行っており、全国に6つの養成校を擁している。配属機関となるエミリオ・プルドン校は、事務部と教育部からなり、教育部は、社会科学、自然科学、国語(スペイン語)、科学技術、教育実習、社会教育、数学の7つの学科から成り立っている。教員・職員数は113人で、約400人の学生が学んでいる。年間予算は約130万米ドル。

【要請概要】

1)要請理由・背景

本配属機関では、初等・中等教育における数学教育の質の低さ・不適切さ等を主因として、学んでおくべき数学の基礎(10進数、四則演算、分数、小数、比、関数、角度等)の理解が大変不十分な学生が多く入学してくる。そのため、予科の学生が本科に進めない、数学の基礎が疎かな教育実習生が実習を行う、卒業した教員が質の低く、不適切な授業を行うといった悪循環を断ち切れないでいる。これまでも多くのJICAボランティア(小学校教育)が活動を行ってきたが、依然として問題の根は深く継続的な支援が必要な状況にある。本配属機関は、これまでのJICAボランティアの活動は学生の興味を引き、本質を突いた分かり易いものであり、数学の授業法の指導や日本文化の紹介等を高く評価しており、引き続き学生や同僚数学教員の能力強化を求めている。現在、JICAボランティア(小学校教育)1名が活動を行っている(2018年9月まで)。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

本配属機関の担当教員と協力して、以下の活動を行う。
1. 学生の数学の基礎学力及び教員の指導力を調査し、現状把握、分析、結果の共有を行う。
2. 数学科の教員の授業を補助し、学生の数学の基礎学力の向上を支援する。
3. 教育実習生(学生)の教育実習に同行し、指導力(黒板や教材の使い方、授業マネジメント等)向上のための助言を行う。
4. 学生の興味を引き、分かり易く教えるための教材作成の支援を行う。
5. 上記の活動を通して、本配属機関の数学科の教員の能力強化を支援する。
6. 日本文化の紹介等を通じて、学生の視野を広げる支援を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

数学教材、一般事務用品(机、椅子、事務消耗品等)、教員用の個室、インターネット接続環境、

4)配属先同僚及び活動対象者

監督者: 副校長
同僚 : 数学科主任(男性、40代、数学修士、経験22年)、他数学科の同僚教員4名(男性2名、女性2名)
教育実習担当教員(女性、30代、言語学士、経験6年)
学生 : 初等教育及び中等教育の教員を目指す約400名の学生

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:経験に基づく活動が不可欠のため

[参考情報]:

 ・小学校教諭 又は 中高(数学)教諭

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(18~34℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

インターネット・電気・水道などのインフラサービスは一応あるが、常時安定しているわけではない。