【配属機関概要】

3）任地（ サントドミンゴ特別区 ） JICA事務所の所在地（ サントドミンゴ特別区 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

同省は商工業の生産性と競争力の持続的な発展を推進するため、対外貿易、国内産業、国内商取引、石油・天然ガス政策、中小零細企業政策、海上交通等に関する政策の立案と遂行を担っている。要請元である同省、通商条約・協定管理局(商品市場アクセス部)は、同国が署名・批准した2国間、多国間の自由貿易条約・協定の管理を行う事務局の役割を持ち、協定・条約の円滑な実施・運用を行い、対外貿易の促進支援、非関税障壁等の調査、貿易紛争の仲裁支援、輸出入商品のトラッキング(追跡)の支援等、幅広い支援業務を行っている。同局の職員数は28名。同局の年間予算は約470千米ドル(2018年)。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先は、2018-2020年の事業目標の一つとして、輸出商品に関する非関税障壁を分析・診断するシステム(関係者の意思決定や戦略立案を支援し、ターゲット市場に対する輸出促進に寄与するシステム、Webシステムを想定)を企画・設計し、開発・リリースまで実現したいと考えている(システム化予算は、毎年度、段階的に措置予定)。
同システムは、①経済的・地理的セクター毎の商品輸出に関する統計情報、②輸入禁止、商品の留置や没収の分析情報、③WTOに通知されている公衆衛生上の措置、植物検疫の措置等の現状と動向の情報、④同国の商品の輸出に関する企業セクターや関係国家機関毎に収集した商取引上の障壁に関する情報、⑤新たに開放された市場や商品に関する情報、等の情報を提供することを目的としている。配属先は、独自の業務システムを構築するための、業務要件をシステム要件に落とし込む技術等が不足しており、本要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先の業務及びシステム担当者と協力して、以下の活動を行う。
1. 新たに開発する非関税障壁分析・診断システム(上述1)の通り)について、全工程を通じて、技術的支援・助言を行う。
2. 上記1.のシステムの開発において、業務担当(要件定義担当)とシステム担当(システム設計・実装担当)と連携し、開発プロセスを円滑化する技術的支援を行う。
3. 上記1.のシステムと同国内の関係機関や国際機関とシステム連携(公開・非公開データ連携)の検討を支援し、上記1のシステムの機能向上案を提案する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

一般事務用品(椅子、机、パソコン等)

4）配属先同僚及び活動対象者

商品市場アクセス部の責任者、女性
商品市場アクセス部の商品市場アクセス分析者、修士(生産管理)、30代、男性、経験14年(主なカウンターパート)
国際貿易、ICT等を専門とする商品市場アクセス部、ビジネス能力強化部、ICT部の担当者5名

【資格条件等】

[参考情報]：

　・Webシステムの設計・開発の実務経験

【地域概況】

【特記事項】

首都ではインターネット・電気・水道などのインフラサービスは一通りあるが、常時安定しているわけではない。システムの実装技術(サーバー構築、プログラミング等)があるとなお可。